青汁を離乳食として赤ちゃんに飲ませても大丈夫?

青汁は、大人が健康のために飲むものという印象が強いはずです。しかし、赤ちゃんに離乳食として飲ませても大丈夫です。むしろ、青汁には赤ちゃんに必要な栄養素がたっぷりと含まれているので、栄養補給のために飲ませてみても良いでしょう。

離乳食をなかなか食べてくれない赤ちゃんは多いはずです。そんなとき、青汁はこれだけで沢山の栄養を含んでいます。

最近の市販の離乳食は、粉末タイプで沢山の野菜の栄養が含まれたものも多く販売されています。青汁も、市販の離乳食のように粉末で毎日気軽に飲める、栄養満点の食品なのです。だから、栄養不足が気になる乳児期にはぴったりでしょう。

もちろん、青汁はそのままだと苦味があり、大人でも美味しく飲むことは難しいかもしれません。そのため、離乳食として与える場合は他のものと混ぜて与えることをおすすめします。

たとえば、粉ミルクに少量の青汁を混ぜると気軽に飲むことができるでしょうし、かぼちゃやさつまいもなど甘みが強い野菜と混ぜ合わせると、赤ちゃんも食べやすいと思います。

青汁の味に慣れてきたら、お粥と混ぜて食べさせても良いでしょう。大人も子供も赤ちゃんも気軽に栄養補給できるのが、青汁なのです。

青汁とお粥を組み合わせるのか。

食べやすそうでいいわね。しかも栄養補給もできるなんて凄いわね。

いつから飲ませても大丈夫?

赤ちゃんに青汁をあげるのは、生後5ヶ月頃からが良いといわれています。ほとんどの赤ちゃんは、生後5ヶ月を迎えるまでは母乳や粉ミルクのみで成長します。

この時期の赤ちゃんは消化器官が未熟のため、粉末や液体とはいえ青汁をうまく消化することができない可能性があるのです。もし青汁を早くあげすぎてしまうと、お腹を壊したり下痢になってしまう可能性もあります。

生後5ヶ月までの時期なら、栄養は母乳や粉ミルクだけでも十分です。無理に野菜の栄養を与える必要はありません。

生後5ヶ月を過ぎた頃から、離乳食を始める家庭が多いはずです。そのため、赤ちゃんに青汁をあげるのは離乳食が始まって少したってからがベストです。

この時期に無理に野菜の栄養を摂る必要はありません。少しずつ離乳食が進み、野菜を食べずに悩んでいる場合や便秘気味のときにあげてみましょう。もし不安なときは、医師や栄養士に相談をしてみてください。

市販の青汁の多くは、赤ちゃんでも飲める成分で作られています。特に無添加や安全性にこだわった青汁は、赤ちゃんでも飲むことができるはずです。

ただし、赤ちゃんによっては青汁で体調が悪くなる場合もあるので、医師や栄養士に相談してからがベストです。

どれぐらい飲ませても大丈夫?

離乳食開始当初は、まだまだ食べることの練習でしかありません。栄養補給のために食事を摂るわけではないのです。

離乳食開始当初はお粥1匙からはじめる場合が多いでしょう。そのため青汁も、まずは粉末スプーン1杯程度から与えてみてください。

まだ栄養不足で悩む月齢ではないのでそのため無理に青汁を飲ませる必要はないのです。青汁を飲ませる場合も、味に慣れさせる目的で飲ませてみましょう。

慣れてきたら、少しずつ量を増やしてみてください。青汁を粉ミルクに混ぜても良いですし、赤ちゃん用のパンケーキやおやき、卵焼きに混ぜてみても良いかもしれません。そのまま与えるよりも何かと混ぜたほうが食べやすいのでおすすめです。

また、量は多くても1杯程度にしましょう。青汁は1杯で大人が必要な栄養を補給できる飲み物です。赤ちゃんが一日何杯も摂取しては、栄養を摂りすぎてしまう可能性があります。

野菜だから、健康に良いから、とはいっても栄養の過剰摂取は体の負担になってしまうでしょう。

青汁をそのまま飲ませたい場合も、通常の容量よりも薄めて、赤ちゃんに飲みやすいように加工して与えるようにしましょう。体に負担をかけない量を見極めることが大切です。

粉末スプーン1杯程度だけでいいのか?

初めは1杯程度で慣れてきたら少し増やしても良いみたいよ。

副作用やアレルギーの心配はない?

基本的に、青汁のみを与える場合はアレルギーや副作用の心配はありません。青汁は野菜の成分が凝縮された栄養に良い食品です。アレルギーのある人でも飲める成分ばかりで作っているものがほとんどです。

しかし、副作用の心配がないのは規定量を飲んだ場合です。基本的に、赤ちゃんには少し薄めた青汁を飲ませることが推奨されています。

健康に良いから、美味しそうに飲むからといって沢山飲ませすぎてはいけません。体に良い栄養でも摂りすぎてはいけないので、規定量を守って飲ませるようにしてください。

アレルギーに関しては、100パーセント問題がないとは言い切れません。赤ちゃんのアレルギーで多いのは、卵や小麦粉です。野菜を食べてアレルギー症状出ることはほとんどないでしょう。

しかし赤ちゃんの中には特定の野菜でアレルギーが起こる可能性があります。青汁には沢山の野菜が含まれているので何が原因でアレルギーが起こったのか特定をすることは難しいでしょう。

万が一アレルギーが出たときのために、最初はコップ1杯から飲ませるのがベストです。そして、初めて飲ませるときは病院の開いている時間帯、平日の午前中に飲ませることをおススメします。

アレルギーと副作用の心配はないのか安心だな!

いくら栄養がある青汁でも規定量はしっかりと守らないといけないのね。

離乳食・ミルクと混ぜても大丈夫?

離乳食はミルクと混ぜても問題ありません。

むしろ、そのまま飲むよりも味がついて飲みやすくなるのでおすすめです。青汁は大人が飲んでも苦味を感じます。赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感なので、受け付けない赤ちゃんも多いのではないでしょうか。

粉ミルクや離乳食と混ぜることで、気軽に青汁を飲ませることができます。

特に、粉ミルクにはカルシウムなどの栄養が豊富に含まれています。青汁と同時に飲むと相乗効果を得られる成分が沢山含まれているのです。そのため、ミルクに是非混ぜてみてください。

ただし、粉ミルクに混ぜる場合はスプーン1杯程度がベストです。沢山あげすぎる必要はありません。また、あまり多く入れすぎると苦味が出て、ミルクを飲んでくれない可能性があります。そのため、少量混ぜる程度で良いのです。それだけでも、赤ちゃんには十分な栄養補給となります。

もちろん普段の離乳食に与えても良いでしょう。お粥に混ぜても良いですし、スープに混ぜても飲みやすいです。卵に混ぜて焼けば、たんぱく質と野菜の栄養をたっぷりと補給することができます。

せっかくなら、赤ちゃんにも美味しく青汁を飲んで欲しいはずです。自分なりに工夫して美味しい青汁の与え方を見つけましょう。

赤ちゃんに青汁を飲ませるときの注意点

規定の量を守り安全性の高い青汁を選べば、アレルギーや副作用の心配はありません。

しかし飲ませ方や選び方次第では赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があります。ではどんな点を注意するべきなのでしょうか。

カフェインは避ける

赤ちゃんに青汁を与える場合、カフェイン入りのものは避けましょう。(参照:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」)

お茶を好んで飲む赤ちゃんもいますが、赤ちゃんはノンカフェインの麦茶を飲んでいることがほとんどです。赤ちゃんにカフェインは必要ありません。

抹茶系や緑茶系の青汁にはカフェインが含まれていることがあります。そのため赤ちゃんに与える場合は避けたほうが良いでしょう。カフェインを飲むと目が覚めてしまって眠れなくなったり、頭痛や動悸が起こる可能性があります。

大人では副作用が起こらなくても、体の小さい赤ちゃんは少量でもカフェインの影響を受ける可能性があるので注意をしてください。大人が飲むぶんには問題のないカフェインですが、子供、特に乳児期には危険な成分なのです。

もし不安な場合は、ノンカフェインと記載のある青汁を選ぶようにしましょう。青汁の多くはカフェインが含まれていませんが、お茶系のものも最近は増えてきています。

緑茶や抹茶には体に良い成分が沢山含まれているのも事実です。また、お茶の風味が加わるため、飲みやすさを感じるでしょう。自宅でもともと愛用している青汁を赤ちゃんにも飲ませる場合は成分を一度チェックしてみてください。

新しく青汁を購入する場合は、子供も安心して飲める、などの記載がある青汁を選ぶのがベストです。子供にも推奨されている青汁はノンカフェインのものがほとんどだと思います。

大人は目を覚ますためや健康のためにカフェインを摂取することもあるかと思います。しかし大人にも強い成分です。赤ちゃんにはかなり強い効果を与えてしまうでしょう。

体に負担をかけないためにも、赤ちゃんに青汁を与えるときは絶対にノンカフェインのものを選んでください。

1歳未満は「はちみつ入り」を避ける

「0歳児にはちみつは危険」だと厚生労働省は注意しています。(参照:厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」)

青汁の美味しい飲み方の中には、蜂蜜をブレンドするという方法もあります。確かにはちみつを混ぜることで野菜独特の苦味が消えて美味しく飲みやすくなるでしょう。

そしてはちみつは栄養豊富で、健康にも良い食品です。青汁のついでにはちみつも、と思いがちですが、赤ちゃんにはちみつは与えてはいけません。

なぜなら、はちみつにはボツリヌス菌が含まれているからです。赤ちゃんは抵抗力が弱く、蜂蜜に含まれているボツリヌス菌が体に入り込むと乳児ボツリヌス症が発症する可能性があります。

1歳を過ぎると抵抗力がついてくるので、はちみつを食べても大丈夫だといわれています。しかし万が一のことを考えるのであれば、少量ずつ様子を見ながら与えるのがベストです。

赤ちゃんにはちみつを与えてはいけない、ということは近年事件にもなったので知っている方も多いでしょう。しかし知らない人もいますし、青汁とブレンドして飲ませてしまう危険性もあります。

はちみつは、妊婦や授乳中の方も摂取できる食品です。だからこそ、赤ちゃんにも食べさせてみようと思う方がいるのかもしれません。

青汁自体に危険性はありません。飲ませすぎなければ、体にも良く、簡単に栄養補給ができる飲み物です。だからこそ飲ませ方には注意をしましょう。

はちみつはもちろん、牛乳も1歳までは与える必要がないといわれています。もし青汁と混ぜるのなら、粉ミルクやヨーグルト、豆乳などがベストです。

赤ちゃんに必要以上の甘さは必要ありません。ついつい美味しく加工したくなってしまうかもしれませんが、赤ちゃんに与えてよいものなのか悪いものなのかを調べながら青汁を作りましょう。

  • 0歳児にはちみつは厳禁
  • はちみつに含まれているボツリヌス菌が体に入り込むと乳児ボツリヌス症が発症する可能性がある
  • 1歳を過ぎると抵抗力がついてくるのではちみつを飲んでも大丈夫
  • 万が一のことを考えてはちみつを飲ませるのは少量から
  • 1歳までは牛乳を飲ませる必要はない

赤ちゃんにおすすめの青汁を紹介!

赤ちゃんに青汁を与える場合は、赤ちゃんのことを考えて製品を選びましょう。

大切なのは、国産で原料にこだわっているもの、自然由来で無農薬のもの、甘味料などを使用していないものです。

無農薬で体に優しい原料の青汁は、赤ちゃんでも安心して飲むことができます。また、海外産の青汁は味が苦いだけではなく、安全性に不安のある商品が多いのです。国産の青汁であれば、安全性が保証されているものも多く安心して飲むことができるのではないでしょうか。

また、赤ちゃんが飲む青汁に飲みやすさは必要ありません。

大人はそのまま青汁を飲むことが多いため、甘味料や香料で加工されているもののほうが飲みやすいでしょう。しかし、赤ちゃんは粉ミルクや離乳食に混ぜて少量を摂取することが多いので、青汁自体の味が加工されている必要はないのです。飲みやすいように加工するのは、飲ませる人の役割です。

最近は、青汁のホームページに妊婦や赤ちゃんでも飲めると記載されている商品も増えています。赤ちゃんでも飲めると記載のある商品であれば、過去に数々の赤ちゃんが飲んで問題なく続けられている商品なので、安心して与えることができるはずです。

まとめ

青汁は栄養豊富で沢山の野菜を含んでいます。そのため栄養補給をして貰いたい赤ちゃんにはぴったりです。

離乳食が進むにつれて、野菜を食べてくれない、栄養が足りているか不安と感じる方は多いはずです。だからこそ、青汁は栄養補給にぴったりなのです。

市販の離乳食でも栄養豊富な食品は沢山あるでしょう。しかし青汁なら、家族全員で飲むことができますし、美味しく気軽に加工をすることもできます。赤ちゃんが飲みやすいように作り変えたり、普段の粉ミルクに混ぜるだけで栄養量を簡単に高めることが出来るのです。

0歳児の栄養はとても大切です。母乳や粉ミルクだけで成長をする子もいますが、運動量が増えてくると、たんぱく質や鉄分、ビタミン等の栄養も必要になってくるでしょう。そんな栄養を気軽に摂取できるのが青汁なのです。

妊娠中の栄養補給に青汁を使っていたお母さんは多いのではないでしょうか。出産後も、母乳を出すために栄養は必要になります。育児中は忙しくてなかなか栄養を補給できない日々でしょう。赤ちゃんと一緒に青汁を飲んで足りない栄養を補給することもおすすめします。

赤ちゃんでも飲める青汁なら、家族みんなで楽しく美味しく栄養補給ができるでしょう。