健康によい飲み物として有名な青汁は、子供から大人まで老若男女おすすめすることができますが、特にお年寄りの方にはぜひ飲んでほしいと思います。

青汁を飲むことによって加齢による様々な症状を軽減できます。そこで、今回はお年寄りが青汁を飲むことによってどのような働きに期待できるのか解説していきたいと思います。

「最近、体の調子が悪くなってきたな」と思う方は、ぜひ読んでみてください。もしかしたら青汁で軽減することができるかもしれません。

青汁はお年寄り向け?

青汁は健康によい飲み物としてよく知られており、生活に取り入れている方も多いでしょう。

子供から大人まで幅広い年齢層におすすめですが、特にお年寄りに飲んでもらいたい飲み物だと言われています。

ただ、青汁と聞くと苦くてまずいイメージだけが先行していて、敬遠されがちです。年を取ってから嫌な思いをしてまで、我慢して飲みたくないというお年寄りもいるかもしれません。

しかし、青汁は体の健康を維持したり、体が若返るような様々な栄養が豊富に含まれており、高栄養価がい飲み物として注目されています。

また、以前は苦くて青臭い、飲みづらいとされていましたが、最近では改良が進んで、子供でも抵抗なく飲めるようになってきたとも言われています。

更に、蜂蜜を入れて甘みを加えたり、牛乳か豆乳で割ってドリンクを作ったり、料理にも混ぜるなどアレンジ方法も色々と提案されています。

そのため、味に抵抗を感じるお年寄りでも美味しく、楽しく生活に取り入れられるものとなってきています。

また、天然の野菜を絞っているので、野菜に含まれる栄養素を丸ごと摂取できるという利点もあり、安心して飲めるドリンクだと言えます。

栄養満点で飲めばその良さを実感する人が多い青汁をお年寄りの方も是非試してみてはいかがでしょうか?

昔飲んだ青汁は苦くて飲めなかった思い出があったのう。

そうですね。昔の青汁は今みたいな味を重視していませんからね。

青汁でアンチエイジング効果

青汁には年齢を重ねて老化した体や肌を若々しく蘇らせる、アンチエイジング効果があるとされているので、お年寄りには是非おすすめしたい飲み物です。

体内では呼吸によって酸素を取り入れ、食事からの栄養素を燃焼してエネルギーなどを作りだしています。

しかし、酸素の一部で体内に侵入したウイルスなどから身を守る活性酸素も生成していますが、活性酸素が増えすぎると健康な細胞を攻撃し、細胞が老朽化して体の老化をもたらします。

ただ、通常は抗酸化力により活性酸素の働きを抑えますが、加齢と共に抗酸化力は低下してしまうため、臓器や器官などの機能が衰えてしまいます。

しかし、青汁には衰えた抗酸化力を高める栄養素が豊富に含まれています。

青汁に含まれる抗酸化力が高い栄養素としては、ビタミンCやEなどのビタミン類や、リコピンなどのカロテノイド、ポリフェノールや、カルシウムなどのミネラルなどが挙げられます。

そのため、効き目には個人差はありますが、青汁を飲むことによって、老化によるしわやたるみなどが目立つ肌が若々しく蘇ったり、丈夫で弾力のある血管を造り出し、高血圧や動脈硬化などの病気を防ぐなどの若返り効果が期待できるというわけです。

肌が若返るなんて嬉しい効果だね。

病気も防げるならワシも摂ろうかの。

青汁で血行促進効果

青汁には、血液の流れをスムーズにする効果もあると言われています。

長年の食べすぎ飲みすぎにより、血液中の中性脂肪や糖質が増えたり、喫煙によるタバコに含まれるニコチンが血管を収縮させたり、ストレスや運動不足、水分不足などにより血液がドロドロになって流れが阻害されることがあります。

血流が滞ると、体の末端にある毛細血管などへ血液が行き届きにくくなり、細胞が壊死するなどして、内臓や器官の機能を衰えさせるリスクがあります。更に、血管が詰まって動脈硬化や脳梗塞などの重大な病を引き起こす可能性もあります。

青汁には、血流を滞らせる脂質やコレステロールなどの吸収を抑えたり、体外に排出させるポリフェノールやアルギン酸、ビタミンCやEなどのビタミン類など様々な栄養素が含まれています。

食事を大幅に改善しなくても、青汁を生活に取り入れるだけで、血流が改善され、お年寄りにも多いとされる動脈硬化などの病を予防する効果も高いとされているので、とても効率的だと言えます。

また、女性に多いとされている冷え性は血流不足が原因とされています。青汁を習慣的に飲むことにより血行が促されるため、冷え性の改善にも効果的だとされています。

青汁で予防と改善!手遅れになる前に知るべき『動脈硬化』の恐ろしさ

青汁で予防と改善!手遅れになる前に知るべき『動脈硬化』の恐ろしさ

「動脈硬化」とは放置して悪化するまで自覚症状はなく気づきにくい病気です。この病気……続きを読む

青汁で脳の細胞を活性化!認知症を予防

年齢を重ねるにつれて脳の神経細胞は死滅していくため、高齢になるとどうしても脳の働きが衰えてしまうのは否めません。

認知症は、脳の大脳皮質や記憶を一時的に保存する海馬の血流が悪くなり、神経細胞が死滅することが発症の一要因ともされています。つまり、高齢になると認知症の発症リスクが高まってしまうというわけです。

しかし、体だけではなく脳も健康でいたい、認知症予防のために何かやりたい、というお年寄りも多いでしょうが、そんな方におすすめなのが青汁です。

青汁には、脳の代謝に欠かせないビタミンEなどのビタミン類やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルといった栄養素が、野菜や果物、キノコ類などの食べ物に含有している量の数倍から数十倍も含まれていると言われています。

本来であれば、脳の活性化のためによい食品を大量に食べなければならないところを、青汁にはそれらの栄養素が凝縮されているので、効率よく摂取できるというメリットもあります。

青汁はまさに脳細胞の活性化の源となる栄養素がしっかり摂取できる飲み物だと言えるでしょう。

この歳になると認知症が怖いのう。

そうですね。物忘れをしたときは認知症か心配になりますね。

青汁で尿の問題を改善

加齢と共に尿が出にくいなど排尿の問題を抱える方もいるでしょう。そんな方には利尿作用のある青汁がおすすめです。

青汁には体内の余分な塩分や水分を排出するデトックス作用のあるカリウムや、体の老化を防ぐ高い抗酸化作用のあるカテキン、免疫力を強化するルテオリンなどの利尿作用のある栄養素、成分が含まれている製品も多数あります。

体内の老廃物が尿となって排出されるため、尿が出やすい状態へと改善できると言われています。逆に利尿作用が起こると、例えばトイレに行く回数が増えるなどちょっと面倒だとも思われがちです。

しかし、排尿が頻繁にあるというのは、体内の毒素が積極的に体外に排出されていることになるので、体にとってはとても良いことだと言えるのです。

また、余分な水分を排出することで、足や顔に出やすいむくみも解消できるというメリットもあります。

ただし、夜中に何度も起きてトイレに行くのは困るという場合は、青汁を飲む時間に気を付ければ問題ありません。例えば朝や昼のみにして夕方や外出前などは控えるという感じで工夫してみましょう。

摂りすぎに注意すべき栄養素はある?

青汁はアンチエイジングや脳細胞の活性化など、体にも肌にも、脳にも良い効果をもたらすとされています。青汁は、ケールや明日葉、大麦若葉などの野菜が原料とされており、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

しかし、摂取しすぎると体に悪影響となってしまう栄養素もあるので、青汁の飲みすぎには注意が必要です。

まず食物繊維は便秘解消などに効果的ですが、取りすぎると腸を活発化しすぎて刺激となり下痢を引き起こしたり、食物繊維が大量に腸内に停滞して却って便秘を招くリスクがあります。

更に、食物繊維でお腹が膨らんで食欲不振や吐き気を招くケースもあるとされています。

また、ビタミンEは抗酸化作用が強く、アンチエイジングに効果的だとされていますが、摂りすぎると副作用として筋力が低下したり、逆に疲労が蓄積して体が怠くなったり、腸内を刺激して下痢を起こす場合があります。(参照:国立健康・栄養研究所「ビタミンE」)

ビタミンAの過剰摂取は皮膚の乾燥や頭痛、骨が弱くなるなどの副作用が、ビタミンDでは食欲不振や吐き気、体に力が入らないなどの症状に悩まされるケースもあると言われています。

青汁は体に良いので、少しでも栄養素を体に吸収させて効果を得たいという思いから、規定量よりも多く摂取しようとする方もいるかもしれません。

しかし、体が一度に吸収できる栄養素の量には限界があり、それ以上の栄養は残念ながら吸収しきれず、尿として体外に排出されてしまうことになります。

そして、先述したように体に不調を招く可能性もあるので飲みすぎには注意が必要なのです。1日に摂取する目安量は決まっているので、それ以上飲みすぎないように、栄養素がきちんと効率よく体に吸収されるようにしましょう。

青汁で不足しやすい栄養を補給

青汁はケールや大麦若葉、明日葉などが原料とされています。これらの野菜はかなり栄養価が高いので、加齢と共に不足しがちな鉄分やビタミンB1などの栄養素を効率よく摂取できるというメリットもあります。

ケールなどの青汁の原料には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが他の野菜、食品の数倍から数十倍も多く含まれていると言われています。

高齢になると消化機能も衰えるので、いくら健康に良いと言われても多くの食品を食事で摂取するのは限界があります。更に若い頃のように食欲も沸かず、代謝も落ちるので食事量も減るのが普通です。

また、歯や顎も弱って噛めなくなったり、食べ物も飲み込みづらくなるという方もいます。しかし、それでは栄養不足になり健康が維持できず、どんどん体が弱ってしまうことにもなりかねません。

青汁はドリンクにすれば喉をすっと通りやすいので摂取しやすく、体に良いとされる栄養素を効率よく体内に取り込むことができるのでお年寄りの栄養補給にも最適だと言えます。

またサプリメントよりは、純粋に野菜に含まれる栄養素を丸ごと摂取するので、体にも優しく安心できると言えるでしょう。

最近は食欲も減ってきたから栄養補給できるのは助かるな!

そうですね。私たちは効率よく栄養を摂らないといけませんからね。

まとめ

青汁は、年齢を問わず幅広い年齢層の方に愛飲されている飲み物です。

栄養価が高く、特にビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素が豊富に含まれていることでもよく知られています。特に加齢と共に臓器や器官などが衰えてくるお年寄りにおすすめだとされています。

以前、青汁は苦くてまずいと言われていましたが、最近では改良されて子供でも飲めるほど美味しくなってきたので、お年寄りでも抵抗なく生活に取り入れられるとされています。

また青汁は体に様々な良い効果をもたらすことでも有名です。

体の老化を進める活性酸素を抑制してくれる抗酸化作用のある栄養素が豊富なので、内臓などの機能を向上させたり、肌を若々しく蘇らせるといったアンチエンジング効果が期待されています。

他にも血流を促して冷え性や動脈硬化などを改善したり、利尿作用により体内の毒素を排出するなどの効果も高いと言われています。

ただ、栄養価が高いからたくさん飲んだ方がよいと思い込んで、青汁を1日何杯も飲む方もいるかもしれません。青汁の飲みすぎは逆に栄養分の摂りすぎで体調不良となる場合もあるので注意が必要です。

目安量を守って、毎日飲むことで必要な栄養素を補えるので体の健康にのためにはとてもよい飲み物だと言えます。

  • 青汁は特にお年寄りの方に飲んでほしい
  • 簡単に栄養補給ができて色々な効果に期待できる
  • アンチエイジング効果に期待できる
  • 血行促進効果に期待できる
  • 脳の細胞を活性化に期待できる
  • 尿の問題改善に期待できる
  • 青汁の飲みすぎには注意する