コンビニやスーパー、薬局などに行くと必ずといって良いほどあるのが「健康飲料」。ただ、健康飲料といっても様々な種類があり、どれが良いのか分かりにくいですよね。

私はその中でも「青汁」がおすすめです。今回は様々な健康飲料について解説し、なぜその中でも青汁がおすすめなのか説明したいと思います。

健康飲料とは?

健康飲料とは、一般的に疲労回復効果があったり美容効果、足りない栄養を補給するための栄養が含まれているものが健康飲料に属します。水分補給のために飲むもの、好みの味だから飲むものという飲み物ではありません。

ただ、健康飲料とはいっても栄養補助食品や清涼飲料水として分類されていることが多く、薬のように即効性や効果が期待できるわけではないのも健康飲料の特徴です。

健康飲料の中には滋養強壮や栄養補給を目的としているものもあり、ドラッグストアなどで扱っている商品については、第三類医薬品、医薬部外品で薬成分が多く含まれています。ですので、子供はこれらの飲料を飲むことができません。

逆に、スーパーやコンビニで販売されている健康飲料については清涼飲料水となっているので、子供でも飲むことが可能です。なので、即効性を感じられる成分というのは比較的少なく配合されています。

エナジードリンクなども滋養強壮に効果があると言われていますが、分類としては健康飲料というよりも清涼飲料水となります。

黒酢や酵素ドリンクなども今注目されていますが、これらも健康飲料に分類されます。健康飲料と一口に言っても、種類が豊富なのです。

スーパーとかの健康飲料とドラッグストアの健康飲料は少し違うんだな。

スーパーやコンビニで販売されているのは即効性がなかったのか。

健康飲料はどういう効果に期待できる?

健康飲料の中でもトクホは注目されていますし、実際に健康のために飲まれているという方も多いのではないでしょうか。

健康飲料と一口に言っても様々なタイプがありますが、健康飲料の効果というのは、不足している栄養を補うことができる効果、体脂肪をつきにくくする効果、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果などがあります。

それぞれのメーカーで科学的根拠を示したうえで有効性や安全性、機能性が認められたうえでどのような効果があるのかを初めて表示することができます。ということは、表示がない健康飲料というのは健康飲料と謳っていても効果はないということになるわけです。

健康飲料はむやみやたらに飲むのではなく、自分が何を求めているのか、どういった効果が欲しいのかで選ぶことが大切です。

自分の目的にあった健康飲料なら、効果を実感しやすくなるでしょうし、即効性があるものではありませんが、継続して飲むこともできるでしょう。

効果には科学的根拠が大切なんだな。

購入するときは表示があるか確認せんといかんな。

栄養ドリンクとは?

栄養ドリンクを飲んで一日を乗り切る、がんばらなくてはいけないところで踏ん張っているという方も多いのではないでしょうか。

口にする機会が多い栄養ドリンクですが、栄養ドリンクとは、肉体疲労時などの栄養補給を目的として販売されている飲料を指します。

栄養ドリンクに含まれている成分から、栄養ドリンクは医薬部外品に分類されています。滋養強壮や栄養補給という表示ができるのは医薬部外品として扱われているからです。

ビタミン類やアミノ酸類に加えて生薬や漢方薬から抽出したエキスなどを配合し、疲労回復や健康を維持するための成分を含んでいます。

ドラッグストアのみならず近年はコンビニやスーパー、駅の購買や自動販売機などでも扱われるようになりつつあります。

ただ、栄養ドリンクを毎日飲むとそれに慣れてしまい、より強い作用をもたらす栄養ドリンクに手を出さないといけなくなってしまうケースもあるようです。

栄養ドリンクの過剰摂取は健康リスクにもつながるため、適正な量を守る、また毎日服用することがないよう注意しなくてはいけません。しっかりと休む、バランスの良い食事、趣味でストレス発散をするなど工夫をすることが大切です。

栄養ドリンクはどういう効果に期待できる?

栄養ドリンクもそれぞれ特徴や配合されている成分が異なるので一概には言えませんが、栄養ドリンクは飲み方ひとつで効果が期待できるかどうかが変わってきます。

栄養ドリンクの効果で最も多いのが疲労回復や滋養強壮ですが、疲れたかなというとき、がんばりたい日などに飲むと効果が期待できます。

疲れに対して栄養ドリンクで栄養を補給するときは時間をといませんが、頑張りたい日というのはその日の始まりに飲むのがおススメです。

また、ビタミン類を多く含んでいる栄養ドリンクというのは食後に飲むことで吸収率が上がると言われています。ですので朝ごはんを食べたあと、お昼ご飯を食べた後などに飲むのがベストです。

アルコールを含んでいる栄養ドリンクは即効性がほかのものに比べるとあるとされていますが、効き目がきれると疲れをさらに感じたりすることもありますので、すぐに元気になりたい、疲れを吹き飛ばしたいというときのみ利用するといいでしょう。

黒酢とは?

元気が出る、健康と美容にいいと言われている黒酢。黒酢とは江戸時代から親しまれてきていたと言われていて、お酢は調味料としても利用されています。黒酢というくらいですから、その名の通り色が黒く、普通のお酢とは違う特徴のある風味があります。

一般的なお酢は酸味が強いのですが、黒酢の酸味やとてもまろやかで香りがいいという特徴も持ち合わせています。黒酢は玄米や大麦などを醸造して作られていることが多く、中国の黒酢で香酢というものがありますが、この原料はもち米が使われるのが一般的です。

玄米を使っている黒酢は、栄養価が高いという魅力がありお料理はもちろん飲料として使われることも少なくありません。

黒酢は専用のツボを使って作られることが多く、期間もスーパーなどで売っているお酢に比べると完成までに時間がかかります。

黒酢は1〜3年ほど製造に時間がかかり、一般的なお酢よりも高いのは手間暇がかかっているからです。ツボの中で熟成するのをまつ、発酵がツボの中というのがほかのお酢との違いです。

時間をかけて熟成させることによってアミノ酸がとても豊富になり、まろやかな酸味、自然な甘さが特徴のおいしい黒酢ができあがります。

黒酢はどういう効果に期待できる?

古く昔から伝わる黒酢には様々な効果が期待されています。黒酢に含まれるアミノ酸が血液の流れをサラサラにしてくれる効果があるので、高血圧や動脈硬化などといった生活習慣病の予防に一役かってくれます。

また、黒酢の酸味はクエン酸なのですが、クエン酸は疲労回復に効果があることがわかっています。運動後の疲労回復にも黒酢は効果的です。

さらに脂肪を燃焼させてくれる効果もあり、黒酢に含まれているグリシンというアミノ酸は皮膚の免疫機能を改善してくれる役割を担っているので、美肌効果、美容効果も高いことが研究によりわかってきています。

血流をよくし体のめぐりが改善されるので冷え症にも効果があります。血液の流れがスムーズになると手や足の末端までしっかりと血液が流れるようになるからです。

大腸の働きを活発にしてくれるのも黒酢なので、便秘の改善や予防にも効果があるのではないかと期待されています。

黒酢に含まれるアミノ酸の特徴

近年注目されているアミノ酸ですが、アミノ酸と一口にいっても必須アミノ酸と非必須アミノ酸があります。必須アミノ酸というのは体内で合成することができないため、食事などから摂取しなくてはいけません。

必須アミノ酸は動植物のほとんどに含まれているので、仮に自分自身で生成できなくてもバランスよく食事をすることで補っていくことができるという特徴を持っています。

また非必須アミノ酸については日常的に自分自身の体の中で作られていて、それぞれに重要な役割を担っていることから、人間が生きていくうえで欠かせないのがアミノ酸なのです。

アミノ酸から合成されているたんぱく質は、子供が体を大きくするためにも必要ですし、大人になってから体や機能を維持するためにタンパク質は欠かすことができない成分です。

タンパク質がないと人間は死んでしまうと言われています。ということは、アミノ酸をしっかりと補っていかないとタンパク質の合成が足りず健康を害したり、場合によっては病気を引き起こすきっかけにもなりかねないのです。

ちなみに一般的なお酢に比べると黒酢に含まれるアミノ酸の量45.5倍と言われています。同じお酢を口にするのであれば黒酢の方が健康にも美容にも効果を実感しやすいのかもしれません。

スポーツドリンクとは?

運動をしているとき、具合が悪い時などスポーツドリンクを飲むといいと言われています。頻繁に飲まれる方も多いのではないでしょうか。

スポーツドリンクとは一般的に清涼飲料水のひとつ。発汗したことで失われてしまった水分をはじめミネラルを効率よく取り入れることができる飲み物です。

脱水症状を緩和させたり、外で行うスポーツで熱中症になるのを予防することができます。

スポーツドリンクのほかにもスポーツ飲料を呼ばれることがありますが、浸透圧がさらに一般的なスポーツドリンクよりも高いものはアイソトニック飲料と呼ばれることもあります。

体に負担をかけずに補給ができるよう作られていて、スポーツなどで失われやすいカリウムやナトリウム、イオンなどの電解質をはじめマグネシウムやカルシウム、ミネラルなども配合されています。

疲労回復に役立つクエン酸、吸収率の高いブドウ糖やショ糖を含んでいるものが多く販売されています。

近年は、人工の甘味料などを使ってカロリーを抑えたスポーツドリンクも販売されるようになってきていますが、スポーツドリンクは日常的に飲むものではなく、必要な時だけに飲むのが望ましい飲み方です。

スポーツドリンクはどういう効果に期待できる?

スポーツ飲料の効果は、効率よく水分補給をすることができるという点に加えて、発汗した際崩れやすくなってしまうイオンバランスを保ってくれる効果もあります。

さらに、ミネラルが配合されているものについてはミネラルの補給にも役立ちます。ほとんどのスポーツドリンクというのはスポーツをした時など大量に発汗することを想定して作られているので、ただ単に水分補給をするために飲むのは健康にはあまりよくありません。

下痢や嘔吐をした際の水分補給としてスポーツドリンクを取り入れることはおススメですが、さらに浸透圧が高い経口補水液の方が下痢や嘔吐の際には適しています。

いずれにしても、どちらも体への吸収率が高いので、汗を大量にかいたとき、下痢や嘔吐などで失われてしまった水分を補給するのに適しています。

ただ、水のように飲むものではないため、体への吸収率が高いからと言って普段から水代わりに飲むことがないように気を付けなくてはいけません。

緑茶と抹茶とは?それぞれの違いは?

緑茶とは、茶葉を摘み取ってすぐに発酵を止めてしまって不発発酵させたもの、一般的に日本茶はすべて茶葉を発酵させない状態で作られています。

緑茶以外にも、煎茶や玉露、緑茶を煎って作られているほうじ茶も、実は緑茶の仲間。これらを総称して緑茶と呼んでいるのです。

緑茶の中に煎茶や玉露、かぶせ茶などがあり、それぞれ遮光の期間などによって味わいが変わってくるという特徴があります。

程よい渋みやさわやかな香りが特徴なのが煎茶、甘みとコクの両方を備えている玉露、煎茶と玉露を足して割ったような味わいのかぶせ茶。同じ茶葉にも関わらず、製造の仕方で全く味の違い緑茶が出来上がります。

ちなみに抹茶というのは、煎茶を生酢や細かく粉砕する機会で細かい粉末状にしているものが抹茶です。つまり、煎茶の粉バージョン。

回転寿司などで見かけることが多い粉末のお茶は、正式には粉末緑茶ですが、抹茶と称されることが多い傾向にあります。

抹茶は茶葉を蒸してもむことなく乾かしたあと、臼や機械で挽きます。お抹茶も品質をよくするために、茶葉を摘み取る前に覆いをかぶせて育てることが多くなってきました。口にする機会が多い日本茶、作り方ひとつで風味も口当たりも異なります。

緑茶と抹茶はどういう効果に期待できる?

古くから親しまれている緑茶や抹茶。一日1杯お茶を飲んでいれば薬はいらないなどと言われているくらい、健康への効果が期待されています。

緑茶や抹茶を飲むことで認知症を予防することができます。東北大学大学院医科学系研究所において1日2杯以上のお茶を飲むことで認知障害になりにくいという研究の発表がされています。(参照:東北大学大学院医科学系研究所「高齢者における緑茶と認知機能との関連について」)

また、脳梗塞を引き起こす危険性を低くしてくれたり、ビタミンCも豊富に含まれていることから不足しがちなビタミンを効率よく手軽に摂取することができるというメリットもあります。

さらにがんの予防、食中毒の予防、虫歯を予防したりダイエットにも一役買ってくれる効果が期待できます。昔に比べるとお茶よりもおいしい飲み物も増え選択肢も多くなっていることから、若い方は特にお茶を飲む習慣が少なくなってきています。

もっと意識をしてお茶を飲むようにすると健康にも美容にも効果が期待できるのではないでしょうか。

青汁をおすすめする理由

世の中には様々な飲み物があります。おいしいものもあれば、ちょっと味に特徴のあるものなどいろいろです。

人それぞれ好みもありますが、様々な飲み物から健康を意識して取り入れていたり美容などのために取り入れているものがあるのであれば、ほかの何よりも青汁がおススメです。

なぜ青汁がおすすめなのかというと、青汁の主原料は緑色の野菜です。特殊な方法で原料を粉末にしたり絞ったりして栄養をそのまま取り入れることができます。

ほかのどんな飲み物よりも栄養価が高くカロリーも少ないので、健康と美容にとても効果を発揮してくれるのです。

バランスの摂れた食事をするというのが基本ですが、忙しくて簡単なものしか食べられなかったりさっと食べれるものが多いという方もいるのではないでしょうか。中には野菜自体があまり好きではないという方もいるでしょう。

青汁はさっと水に溶かして飲むことができるので手軽で効率が良く、さらに牛乳で割っても良し、ヨーグルトなどに入れて食べても良し、レパートリーが多いのも魅力です。

野菜をそのまま特殊な方法で加工し粉末にした青汁は、食物繊維もそのままなので便秘の解消にもつながります。(参照:e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」)

青汁なら手軽に野菜不足を解消できるな。

色々な味を楽しめるのも嬉しい点じゃの。

まとめ

私たちの周りには様々な目的を持った飲み物があります。その時の気分で選んだり、必要なものが補えるものを選んだり、とても便利な世の中になりました。

しかしながら、おいしいものも実際には多く飲みやすいから、おいしいから、好きだからだけでは逆に健康に良くない飲み物が多いのも現状です。

せっかく飲むのであれば、健康に一役買ってくれる飲み物を飲むに越したことはありません。近年は健康にも良くおいしい飲み物もたくさん登場しています。

青汁も一昔前までは苦くて青臭くてまずいというイメージが強かったのですが、近年の青汁はとてもおいしく各段に飲みやすくなってきています。

青汁こそ原材料をそのままの状態で飲むことができる飲み物はないといってもいいくらい、とても栄養価が高いので子供から大人、ご年配の方にかなりおススメです。

もちろん、どの飲み物も飲んではいけないわけではありませんし、臨機応変に取り入れることが大切です。そればかりにならないようにするということが重要なのです。

美容にも健康にもオールマイティーに活躍してくれる青汁、お水で割っても良し、牛乳で割っても良し、ヨーグルトなどに入れて混ぜて食べても良し、アレンジもきくのでおススメです。

  • 健康飲料といっても種類がたくさんある
  • 健康飲料はむやみやたらと飲むものではない
  • 自分が何を求めているか、効果や目的を決めて選ぶ
  • 数ある健康飲料の中でも青汁が一番のおススメ
  • 青汁はほかのどんな飲み物よりも栄養価が高く、カロリーが少ない