青汁は野菜を混ぜたものなので、素人でも簡単に作ることができる飲み物です。簡単に作れるだけに人によっては、「わざわざ通販で買うメリットはあるのかな?」と思う方もいるでしょう。
そこで、今回は自家製青汁のメリットとデメリット、通販とのメリット・デメリットの比較をしていきたいと思います。また、それぞれどういう人に向いているのかも解説します。
自家製青汁のメリット
自家製青汁のメリットと言えば、自分の好みに合わせてカスタムできるという点ではないでしょうか。もちろん市販の青汁もカスタマイズしてプラスして果汁などを加えて飲むこともできますが、牛乳や豆乳、ヨーグルトなどに入れて食べるというのが一般的な方法です。
しかしながら、自家製の青汁であれば、何を使うか、何をメインにするか、その日の気分や補給していきたいもので選ぶことができます。
その時々によって旬のものを使ったりすることでさらに栄養価も高くなりますし、味も変わるので飽きずに飲むことができるというのも自家製青汁のメリットとなります。
冷蔵庫にある食材を合わせて作ることができるので、一般的な青汁を製造するときに使われているようなケールや明日葉、大麦若葉ではなくともホウレンソウや小松菜など身近な野菜で代用できます。
時に果物などを使って青汁を作ることで果物からのビタミン類を補給することもできるようになり、食事のバランスが崩れがちという方、子供があまり野菜を食べてくれないというご家庭は特に自家製の青汁でしっかりと栄養を補給していくことができます。
家庭菜園などを行っている方は、そこでとれた野菜を使って作ることができるのでフレッシュな青汁を飲むことができます。
味を変えられるのは良いわね。
果物を混ぜて作るのも良さそうだね。
自家製青汁のデメリット
自家製青汁のデメリットは、特殊な製造工程で作られている一般的な青汁に比べると栄養価が低いという点にあります。一般的な青汁はケールや大麦若葉、明日葉などが使われています。
ケールや大麦若葉、明日葉は栄養価が高いのですが、なかなか生の状態で手に入れることが難しいのも事実。自家製だと身近にあるホウレンソウや小松菜などといった青野菜を使うことになるのですが、もちろんこれらも栄養はあるものの、ケールや大麦若葉に比べると少ないというデメリットがあります。
さらに毎日野菜を切って絞って青汁にするというのが手間になり、続けることができないというデメリットも出てきます。冷蔵庫にあるもので作れるとはいっても、青汁用に購入してこなくてはいけません。
ミキサーやジューサーにかけるために小さくカットするといった手間もあります。これが毎日となると、意外に続けられないという方も残念ながらたくさんいるのが現状です。
また、想像以上にコストがかかってしまうという点もデメリットになります。時期によっては野菜や果物の値段が高いこともありますし、家族分となるとさらに量を買ってこなくてはいけないので費用がかさんでしまうことも少なくありません。
最近は野菜の価格が高くなってきているから、余計に家計を圧迫しそうだわ。
わざわざ青汁用に野菜を買ってくるのは忘れてしまいそうだね。
自家製青汁の作り方
青汁に使われているケールや大麦若葉が手に入ればいいのですが、なかなか生の状態で購入することがむずかしいので、自家製青汁を作るときは水菜、ブロッコリー、小松菜など身近に売っている青野菜を使って作ります。
ホウレンソウも少量であれば使用してかまいませんが、シュウ酸が豊富なのでホウレンソウをメインにしてしまうと膀胱や腎臓に結石ができる恐れがありますので注意してください。
青汁に使う野菜をキレイに洗ったらジューサーやミキサーを使ってかくはんさせます。青汁がペースト状になるまでかくはんさせたら出来上がりです。
ジューサーの場合、青汁が搾りかすと別々になるのでそのまま飲むことができますが、ミキサーの場合、繊維質もそのままなので気にならないのであればそのまま飲みましょう。
気になるのであれば、ガーゼなどでこしてから飲むといいでしょう。ドロッとした状態がよければそのまま、さらっとのど越しを重視するのであれば水や牛乳、豆乳などをつかって割って飲むのもいいでしょう。
注意点
自家製青汁は新鮮で、好みの味に仕上げられるという魅力がありますが、使う野菜によっては健康を害してしまう恐れがあるので気を付けなければなりません。
少し先述したように青野菜を使って作るのが一般的ですが、ホウレンソウはシュウ酸が含まれており、このシュウ酸という成分は腎臓結石や膀胱に結石を作ってしまう可能性があります。
ですので、同じ青野菜でも小松菜を使ったり、キャベツやレタスなど普段から口にしている青い色をした野菜を使って作るといいでしょう。
また、様々なメーカーから登場している青汁に比べると自家製青汁はどうしても青野菜の独特な青臭さや苦みを感じやすくなります。ですので、そこに果物を使って作ったりすることも多くなるのですが、果物にもビタミンなど必要な栄養素が豊富なので使うこと自体いいことです。
しかしながら、果物は意外にも糖分が多いものも少なくありません。飲みやすくなるので、青野菜の量よりも果物の量が多くなってしまうこともありますので、果物を使って青汁を作るときは量にも注意しましょう。
通販と自家製のメリット・デメリットを比較
青汁を取り入れようと思った時、通販と自家製と大きく分けて2パターン考えられます。もちろん、どちらにもメリットがありますし、デメリットもあります。
どちらが良くてどちらが悪いというわけではないので、自分が求めるもの生活スタイルなどで選んでいくことが大切です。両者のメリット・デメリットをしっかりと把握して自分にピッタリの青汁を見つけていきましょう。
通販と自家製のメリット
青汁は大きくわけて通販などで購入する方法、ミキサーなどを使って自家製する方法があります。
通販で購入することが出来る青汁の最大のメリットと言えばやはり、手軽で簡単に利用することが出来るという点ではないでしょうか。
冷凍タイプと粉末タイプがありますが、粉末状のものであればコップに入れて水を入れてかき混ぜるだけでいいので、どんなに忙しい人でも飲むことができます。コーヒーや紅茶、お茶などを入れるよりも簡単かもしれません。
自家製青汁を作る際は材料を調達しなくてはいけませんが、通販の青汁は栄養価の高い、一般的には手に入れるには難しい野菜を使って作られています。これも通販ならではのメリットといえるのではないでしょうか。
また通販は定期購入などもあってなくなってしまう前に自宅に届けてもらうことができます。定期購入は都度で購入するよりも割引がきいたりとさらにお得に購入することができるのもメリットです。
品質や栄養価が変わることがないので、一年を通して変わるということがありません。
自身のみならず、家族全員で飲むような時は自家製に比べて実は値段も手ごろなのが通販の青汁だったりします。いろいろな種類があり、目的に合わせて選ぶことができること、お試しなどで本格的に購入する前に味見ができるというのも通販のメリットです。
自家製青汁のメリットといえば、好きな材料で青汁が作れるという点ではないでしょうか。確かに通販の青汁のようにスーパーでは売っていない野菜を使うということはできなくても、身近にある野菜で作ることが可能です。
野菜のみならずその日の気分で果物を入れたりすれば味にかなり変化が起こるので飽きがくることも少ないというのが自家製青汁のメリットでもあります。
自分で買ってきたり自家栽培した野菜を新鮮な時に使用することができるので栄養を効率よく摂取することができます。
青汁が苦手という子供はもちろん大人も、果物を入れることで飲みやすくなって野菜を食べる機会が少なくても野菜からの栄養を自家製青汁から摂取することができます。
その時の旬の野菜を使えば栄養もさらに高いですし、お買い得な野菜を使って作ることでコストを抑えることができます。
これを使わなくてはいけないという決まりはないので、自家製青汁の場合、気分や摂りたい栄養によって原材料を変えられるのが一番大きなメリットだといえるでしょう。
通販と自家製のデメリット
通販で青汁を購入するデメリットは、メリットでもある部分がデメリットになってしまうという点です。種類が豊富にあるのですが、それがあだとなってしまうケースも実は出ています。
なぜかというと、種類が多すぎて何を基準にどれが自分に合っているかを見つけるのに時間がかかってしまうからです。また使われている材料も違うため、一口に青汁といっても、栄養価が違っているケースも少なくありません。
本来自分が摂りたいと思っていた栄養素が実は含まれている量が少なかったということも考えられるわけです。
さらに、通販だと定期購入をする方も多いのですが、定期購入は割引率が高いというメリットがある反面、購入期間に縛りがあることがほとんどです。
箱数の購入がきまっていたり回数が決められていて、それ以降ではないと解約することができないこともあります。ということは、自分が飲んでみてあまり好みの味ではなかったとしても、それ以降でないと解約できないため無理をして飲まなくてはいけなくなってしまう可能性があるのです。
市販の青汁に比べると値段も高かったりするケースも通販の場合はありますので、よく吟味して納得したうえで購入する必要があります。
自家製青汁のデメリットは、時期によって手に入る野菜が異なってしまうという点です。もちろん近年のスーパーは一年を通じて同じ野菜が売られています。
しかしながら、それぞれに旬があったり特に冬場は野菜全般的に高値がついてしまうことが多くなります。すると、青汁を作るためにお金を必要以上に使わなくてはいけなくなってしまいますので、コストがかかってきてしまうのです。
また、自家製青汁を作る過程でジューサーやミキサーを使うのが一般的ですが、毎日それらを使うとなると洗わなくてはいけない手間もあります。
一日や二日であれば苦になることはなくても、それが毎日、また量も多くなれば使う野菜の量も増えてカットするのに時間がかかるというデメリットも出てきます。
自家製青汁は一番フレッシュな状態ではありますが、青臭さや苦味を感じやすいため、糖分などを加えてしまうことも多く、実はカロリーが通販よりも高くなってしまうというケースも少なくありません。
作り置きをすることもできず、余ってしまったら捨てなくてはいけない場合もあったりと食材をむだにしてしまうケースが出てくるのも自家製青汁のデメリットとなるかもしれません。
自家製はどんな人におすすめ?
通販の青汁よりも自家製青汁がおススメだという方は、通販の青汁で好みの味のものが見つけられなかったという方に適しています。
自家製の青汁は、青野菜をメインにするところは通販と変わらなくても、果物を入れたりして飲みやすくすることができます。
好きな濃さにできますし、その日の気分で味を変えることができるので、通販の青汁では飽きてしまう可能性があるという方も自家製青汁がいいでしょう。
また、家庭菜園で野菜をたくさん育てている方、家族全員で青汁を飲むという方は自家製青汁の方がコストが抑えられることも少なくありません。
通販の青汁も新鮮な材料が使われていますが、さらにフレッシュな状態で青汁を飲みたいという方も自家製の青汁の方が向いているでしょう。
最近はジューサーなども簡単に使えるようになっていて、洗う手間が少ないタイプもたくさん登場しています。手作りが好きな方は通販よりも自家製青汁の方が満足度も高く、青汁以外にもジューサーを使ってフレッシュジュースなどを作ることもできます。
手間がかかるのは野菜を切ることだけで、後は機械に入れれば新鮮な青汁が作れるので、朝の忙しい時間でもおいしい青汁が食卓にのぼります。
フレッシュな状態の青汁も美味しそう。
ただ、作るのが面倒そうだね。手軽にするにしてもジューサーが必要とはね。
通販はどんな人におすすめ?
通販という形で青汁を購入するのにおススメな方というのは、とにかく手軽に手早く野菜の栄養を摂り入れたいという方です。水や牛乳、投入などにさっと入れてかき混ぜればできてしまうので十数秒あればできてしまいます。
また、粉末と冷凍タイプとありますが、好きな時にさっと飲むことができるので決まった時間に飲めなくても問題ありません。
粉末状のものだとスティックタイプや個包装になっているので持ち運びにも便利で、外出先や旅行先において食事のバランスが乱れがちになってしまうような時でも栄養を補うことができます。
さらに通販の場合、自家製のように使う野菜が変わったりすることがほとんどないので、栄養価も一年通じて変わるということはありません。
栄養価も安定、価格も安定、定期購入をしておけば常に家に青汁を置いておくことができるので、面倒くさがりな方にも通販の青汁はおススメです。
通販だとお試しで購入することができるものもあり、いろいろな味を試したうえで好みの青汁を購入するということもできます。
好みの味の青汁が見つかれば継続して飲むことができるので、飽きっぽいという方でも比較的続けやすくなります。
うちは家族全員が飲んでいるから、手軽に作れるのは本当助かるわ。
買いに行く必要がないことも嬉しいところだね。
まとめ
どんな形で青汁を飲むか、それは人それぞれ求めるものや好みも違うので一概にこれがいいとは言えません。自家製の方が手間がかかってもおいしく飲めるという方は自家製の青汁がおすすめですし、自家製は面倒くさい、洗う手間を考えたら続けられるか不安という方は通販の青汁がおススメです。
それぞれにメリットがありデメリットもあります。メリットだけ見ていてもいけませんし、もちろんデメリットだけを見て決めるのもよくありません。
自分が納得したうえでどの方法を取り入れるか、どういった形で青汁を取り入れるかを決めていきましょう。
健康にいいと言われている青汁でも薬ではないので、即効性があるわけではありません。継続をして飲んでいくということが青汁の効果を実感することができる方法でもあります。
自家製の方が継続しやすければそちらを、通販の方が継続しやすければ通販という形で青汁を取り入れていけばいいのです。
この方法で取り入れなければいけないというルールはありません。自家製でも通販でも、青汁という形で野菜からの恵みを取り入れることに変わりはないからです。
どちらの方法でも続けていくことができるかどうかを軸にして、自分にとってどちらがプラスになるかで決めていきましょう。
- 自家製は味を変えて楽しむことができる
- 自家製は作る手間や片付ける手間がかかる
- 通販は好きなときにさっと飲むことができる
- 通販には購入期間の縛りがある
- 通販か自家製、自分にあった青汁を決める