頭痛や肩こり、腰痛、関節痛に悩んでいる方はいませんか?もしかしたら、それらを引き起こしている原因は「血流の悪さ」かもしれません。
血液の流れが悪いまま放置しておくと色々な症状を引き起こしてしまう可能性があるため、早めに改善することが大切です。そこでおすすめなのが「青汁」です。
今回は血液の流れが悪くなることについて解説し、最後に青汁をおすすめする理由を説明したいと思います。
血流が悪いと起こる症状
血液の流れが悪くなることで、身体にはどういった症状が起こるのでしょうか。血の巡りが悪くなることで、女性の場合月経痛がひどくなったり、下痢や便秘を引き起こす可能性があります。
さらに、頭痛や肩こりも血液の流れが悪くなってしまうことで起こることが多いですし、腰痛や関節痛も血液の流れが影響していることも少なくありません。
また、むくみも直接血液の流れが関係しているわけではありませんが、血液の流れが悪くなっているということはむくみを予防してくれるリンパの流れも滞っていることになるので、血液の流れが悪いとむくみを引き起こすと考えられています。
お肌の不調も血流の悪さが引き起こすことがあります。肌荒れをはじめとしてニキビも血液の流れが滞ってしまうことで起こりやすくなり、シミやしわ、くすみ、乾燥なども血液の流れが関係していることがわかってきました。
近年、血流が悪い人が増えてきているのですが、それは食生活が欧米化したこと、インドアでできることが多くなったこと、身体をしめつける衣服が多くなってきたことなど原因はいろいろあります。
また、ストレスも良くありません。末梢血管がストレスによって収縮してしまうので、血液の流れが悪くなってしまうのです。
たかが血流、されど血流、血の巡りがいいかどうかで身体にもお肌にも影響を与えてしまうのです。特に女性は男性に比べて血液の流れが悪い傾向にあります。
年齢とともにさらに血流が悪くなってくることも多いので、血流を良くするよう工夫することが大切です。
最近、ニキビができやすくなったのは血流の悪さが原因だったのかな?
そうかもしれないわね。血流を悪くするとお肌に悪いみたいだからしっかりと対策しないといけないわね。
血行不良の原因
なぜ血行不良を起こす人と起こりにくい人がいるのでしょうか。実は血行不良を引き起こす大半の原因は日常生活にあると言われているのです。ということは、日常生活を見直すことで血行不良を改善することができるということでもあるわけです。
血行不良には以下の3つが主な原因だと考えられます。
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- ストレス
運動不足が原因
まず最初に血行不良を起こす原因として考えられるのは運動不足です。
筋肉をしっかりと動かすことによって毛細血管のすみずみまで血液を循環させることができます。ですので、体を動かさないと毛細血管の末端までしっかりと血液を届けることができないので血行不良を引き起こしてしまうわけです。
食生活の乱れが原因
食生活の乱れも血行不良を引き起こすことがわかっています。
食が欧米化したことで体を温める食べ物を口にする機会が減ったこと、外食やインスタント食品、ファーストフードなど手軽で簡単に食べられるものが増えてきていることから野菜や豆類、魚類などが不足しがちになってしまっているのです。
野菜や豆類、魚類というのは筋肉の活動を支え血液の流れをよくしてくれる栄養が豊富なので、食べなくなった分血行不良を引き起こすことが多くなってしまったのです。
ストレスが原因
ストレスも血行不良を引き起こすと考えられています。
ストレスは自律神経を乱れさせます。自律神経が乱れると血液の循環調整をしている機能が低下してしまいます。
すると、血管を収縮させる働きのあるホルモンが大量に分泌されてしまい、さらに血管を狭くさせるのです。それが血液の流れを滞らせ血行不良を引き起こします。
血行不良はこれといった原因で起こるのではなく、いくつかが重なって起こることも少なくありません。
運動不足に加えて食生活が乱れている生活を送っていると、血行不良もかなりの確率で起こります。
特に女性は、男性よりも筋肉量が少ないため、血行不良を引き起こしやすく、冷え症が男性よりも女性に多いのは、もともとの筋肉量が少ないからなのです。
血行不良の改善方法
血行不良は誰にでも起こりやすい分、改善しようと思えば比較的簡単に日常生活に取り入れることができます。しかもこれといって難しいわけではありません。
ちょっとした心がけ、工夫次第で血行はよくなるのです。
簡単に取り入れることができるならやってみようかな!
そうね。私達でもできそうか確認してみましょうか。
適度な運動
運動不足は血行を悪くします。ということは、運動を取り入れることで血行を良くすることが出来るのです。なぜ運動をしないと血行が悪くなるのかというと、運動をしなければ筋肉量が減ってしまいます。
筋肉は、心臓から送られてきた血液を送り返すというポンプのような役割をになっているので、筋肉量が少なくなればその分、血液を送り出すポンプも弱くなってしまうのです。
ですから、筋肉量が減らないよう適度な運動をすることが血行の改善に役立つのです。だからといってハードな運動をするというわけではありません。
エレベーターなどを使っているところを歩いてみたり階段を使ってみる、自宅の階段や段差を使って踏み台昇降運動を取り入れてみる、ヨガやピラティスなど動きは少なくても筋肉にしっかりと働いてくれる運動もたくさんあります。
また、運動がどうしてもできない、苦手という方は、足や手を中心にできるマッサージを日常生活に取り入れてみましょう。マッサージは血行を促進してくれます。
今まで運動をしてこなかった人でも、マッサージを日常生活に取り入れるということは運動を取り入れるよりも簡単で気軽にできるのではないでしょうか。
栄養バランスの良い食事
生活習慣を正すことが一番血液の流れを良くすることができます。その方法の一つとして栄養バランスの良い食事をするということが大切になってきます。
血液の流れを良くする食べ物というのは、体を温めてくれる食べ物です。
中でも納豆に含まれるナットウキナーゼ、大豆に含まれる大豆サポニンやグリシリン、、レシチンやイソフラボンという成分は身体に必要以上に溜まった活性酸素を除去し、血液の流れをよくしてくれることで注目されています。
また、血液の流れを良くしてくれるビタミンEを含んでいる食べ物も積極的に取り入れていきたいところです。ビタミンEは若返りビタミンともいわれていて、活性酸素を除去し血液の流れを促進などの働きに期待できます。(参照:国立健康・栄養研究所「ビタミンE」)
ねばねばした野菜にはムチンという成分が含まれていて、この成分は血液をサラサラにしてくれる効果があります。おくらや長芋、レンコン、里芋などに多く含まれていて、野菜以外ではキノコや海藻類にも含まれています。
このように、身近な食べ物で血液をサラサラにしてくれる栄養素を含んだ食べ物はたくさんありますので、できる限りバランスよく食べることが血流改善につながるのです。
生活習慣の改善
生活習慣を改善するだけで血行が良くなることも少なくありません。同じ姿勢で何時間も座っていたり寝転がっていたり作業したりしていませんか?
同じ体勢は血液の流れを悪くしてしまいます。ですので、1時間以上同じ姿勢でいることがないよう、1時間に1回はストレッチなどをして体を動かすようにしましょう。
また、自分に合わない枕を使ってはいないでしょうか。頭が高くなる、逆に低くなりすぎてしまう枕というのは寝ている間の血流を悪くします。
現代はストレスのない生活をすることの方が難しいと言われていますが、ストレスも過度にかかってしまうと自律神経を乱れさせ血行不良を起こしやすくなります。
しかしながら、ストレスが過度にたまらないよう自分なりの発散方法や趣味を見つけ、その時間を作ることでストレスによる血行不良は改善できます。
なかなか今までの生活パターンを180度変えるということは難しいかもしれませんが、規則正しい生活を送るように心がける、3食食べる時間を作るなど基本をおさえるだけでも違ってきます。
冷え性の改善
冷え性を改善するのは血行不良の改善にもつながります。冷え性を改善するために、シャワーだけで入浴を済ませている方はお風呂に入る習慣を身につけましょう。
39〜40度くらいの少しぬるめのお湯に20分しっかりつかります。入浴中に足をマッサージしてあげるのも血行促進とむくみの改善につながるのでおすすめです。
また、朝時間がなくて朝ごはんを食べない生活を送っている方は朝ご飯を食べる習慣へとシフトしていきましょう。朝食を抜くということは、起きたときの体温調節に必要なエネルギーを取り入れてあげないのと一緒です。
もちろんがっつり食べられないという方もいるでしょうから、バナナや果物だけ、シリアル、フルーツをたっぷり入れたヨーグルトなど食べられるものを食べれば構いません。ただ、冷たい飲み物は身体を冷やすので温かい飲み物や食べ物がおすすめです。
寒いのに薄着でいない、「首」のつくところは冬場は出さないようにするなど、ちょっとしたことで体が冷えないようにすることができます。
男性よりも女性に多い冷え性、なんと7割の女性は冷えを感じていて、自身では気づいていない隠れ冷え性の方もいれると、8割以上の女性は末端にまでしっかり血液が流れていないとも言われているのです。
血行不良の改善に期待ができる野菜
血行促進に役立つ栄養を含んでいる野菜を積極的に食事に取り入れることで血行不良を改善することができます。
ビタミンCには、血液をサラサラに保ってくれる効果に加えてコレステロールの代謝を促進したり、抗酸化作用が強いことでも知られています。(参照:日本ビタミン学会「ビタミンC」)
ビタミンCを多く含む野菜には赤や黄色のパプリカ、ピーマンなど色の濃い野菜がありますし、パセリやレモンなどの柑橘類、また果物全般にビタミンCは含まれているので比較的取り入れやすい血行促進の栄養素だと言えます。
女性は鉄分が不足していることで血液の量自体が少なく、血行不良を引き起こしてしまうこともあるので、鉄分を多く含んでいるものを取り入れるのもいいでしょう。
鉄分を多く含んでいるのはレバーや牛肉などが有名ですが、にんにくやホウレンソウ、春菊、小松菜、枝豆、パセリなど緑の野菜に含まれています。
コレステロールの除去、動脈硬化を抑制してくれる効果が期待できるサポニンという成分にも注目です。動脈硬化の抑制ができるということは、血液の流れをスムーズにしてくれる役割もあるということになるからです。
意外と血行不良改善に期待できる野菜はあるんだね!
ほんとね。これなら食べられない野菜があっても他のもので補えそうだわ。
血液をさらさらにするなら青汁がおすすめ
血液の流れを悪くしないためには、血液の量も必要量を維持すること、また血液をサラサラの状態にしておくということも大切です。
血液がどろどろだと、動脈硬化を引き起こし最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞などを併発します。命を左右するといってもいいくらい、血液の流れというのは大切なのです。
血液をサラサラにするには、運動をすること、規則正しい生活を送ること、3食しっかりバランスの摂れている食事をすることが重要なポイントとなってくるのですが、3食すべて野菜もお肉やお魚も炭水化物もバランスよく食べるというのは意外に難しいのも事実です。
それがストレスになってしまって逆に自律神経を乱れさせてしまっては元も子もありません。
そんな時には、栄養が豊富な青汁を取り入れてみてはいかがでしょうか。青汁に使われている主原料によって異なるところはあるものの、青汁には食物繊維が豊富な大麦若葉やケールなどが含まれています。
さらに動脈硬化を防いでくれるルチンなども豊富です。カロテンやポリフェノールが含まれている青汁もあるので、野菜不足が気になるときに、また野菜が食べられないような時に青汁を取り入れることで栄養をしっかりと吸収することができるようになります。
青汁ならまとめて摂ることができるから簡単だね!
そうね。私も作る手間がなくて嬉しいわ。
まとめ
血液をサラサラにする、血行を良くするのは日ごろの生活習慣が物を言うと言っても言い過ぎではないくらいです。子供のころに冷え性だったという方はほとんどいません。
それはなぜなのかというと、3食しっかりバランスの摂れている食事ができていた、規則正しい生活ができていた、運動もできていたからです。
それが大人になるにつれ自分の自由がきくようになってきてしまったがためにそれぞれがバランスを崩し、気づいたら血液の流れが悪くなっていたりするのです。
生活習慣の乱れも運動不足も食生活の乱れも、血液のめぐりが悪くなる以外に病気を引き起こすことにつながります。
もちろん青汁だけ飲んでいればいいというわけではありませんが、野菜が不足してしまっているときやバランスが摂れていないであろう食事の時に取り入れるだけで、補えなかった栄養が補えるようになるのです。
運動ももちろん必要ですし、寝る時間、起きる時間をある程度一定にすることも大切です。
かといってそれをしなくてはいけないというストレスを溜めるのも良くないので、自分なりの趣味や楽しみを見つけストレスが溜まらないような生活をし、楽しんでいくということも直接的に血液の流れには関係なくてもポイントになります。
- 血液の流れが悪いと下痢、頭痛、肩こり、むくみ、肌荒れなど様々な症状を引きおこす可能性がある
- 血行不良になる主な原因は「運動不足」「食生活の乱れ」「ストレス」の3つ
- 男性よりも女性のほうが血行不良になりやすいので要注意
- 血行不良の改善には「ビタミンC」「ビタミンE」「鉄分」を積極的に摂るといい
- それらの栄養素をまとめて摂ることができるのは青汁