「年齢を重ねるごとに体の節々が痛くなってきている…」「運動不足で膝が痛い…」と”関節痛”に悩んでいる人が年々増加してきているといわれています。

関節痛と聞いても重大な病気とは思えず簡単に流してしまう人が多いのですが、関節痛は一度なってしまうと根本的な治療がとても難しいです。

そのため、早くからの予防が大切になってきます。その予防におすすめなのが”青汁”です。青汁に含まれる「3つの栄養成分」が予防効果に期待できるのです。

関節痛とは?

外傷や炎症など、原因はそれぞれですが関節の部分に痛みを生じてしまうのが関節痛です。

運動のしすぎでも関節に障害が起こることもありますし、逆に運動不足や年齢を重ねることで起こる変形などでも痛みが生じることもあります。

さらに、体重の増加、つまり肥満でも関節に負担がかかってしまいますので軟骨がすり減って痛みが出てくることもあります。

関節の中でもひざの痛みを訴える方が多い傾向にあります。

次いで手や指、腰やひじなどにも痛みが出ることも少なくありません。走る動作をするのは体重の数倍の荷重がかかると言われているため、ひざへの痛みを訴える方が多いのです。

しかも関節を動かす際に痛いと感じるだけだったのが、立っているだけでも痛みを感じるようになったり、持続した鈍痛を感じられる方もいます。

症状が進んでしまうと静かにしていても痛みがでたりというケースもあります。

また、関節痛を起こしやすいタイプがあり、O脚(関節の内側に7割ほどの負担がかかってしまうため)、肥満気味(体重増加はひざの関節の負担になるため)、高齢者でも特に女性(男性に比べると筋肉が弱く関節が年齢とともにぐらぐらしやすいため)は気を付けなくてはなりません。

残念ながら関節痛というのは放っておいて治るようなものではなく、安静にしていればいいというわけでもないのが特徴となっていて、関節痛を引き起こさないように日ごろから気を付けて生活をすることが大切です。

最近太ってきたから関節痛にならないように気をつけないといけないな。

わしは年齢のせいか起き上がるとき痛みがあるから悪化しないようにしないといけないの。

関節痛になる原因とは?

関節に痛みが出るのは関節が炎症を起こしてしまっているからです。その原因にはいくつかあり、外傷つまりケガ、感染症、リウマチや通風、変形性関節症に大きく分けられます。

関節痛の代表的なものがリウマチ変形性関節症と言われています。

さらに健康のために中高年になってから運動を取り入れたのはいいものの、その運動が過度になってしまって関節に負担をかけ、関節障害を引き起こしてしまうことが原因で起こることも近年増えてきています。

関節痛で最も多い変形性関節症は、関節の老化ともいえます。

軟骨がクッションになって関節はスムーズに動いているのですが、その関節が年齢とともにもろくなって減ったり欠けたりしてしまうことで起こると言われています。

特に膝に多くみられ、立っているだけで体重がかかる部分でもあるため痛みを感じやすい部分でもあるのです。

リウマチも同じように関節に痛みを生じさせる疾患ですが、リウマチの原因は自己免疫疾患です。

免疫が何かしらの異常を引き起こし関節にその免疫機能が出てしまうために痛くなってしまうのです。(参照:「リウマチ情報センター」)

関節に炎症が起こると化学物質が放出されてしまい、自分の免疫細胞と化学物質が過剰に反応してしまうため関節リウマチが起こることが近年の研究でわかってきました。

最悪の場合、痛みや腫れがひどくなって指が変形し、日常生活に支障をきたしてしまうこともある疾患のひとつとなっています。

関節痛には原因がたくさん考えられるんじゃのう。

本当だな。運動のしすぎも駄目とは難しいな。

関節痛の原因が病気の可能性もある!?

関節痛と一口にいっても、ただ単に関節が炎症を起こしているだけではなく病気が潜んでいる可能性があります。

足のつま先に痛みが出たり腫れがでる高尿酸血症など、すでに経験がある方は関節の痛みがある場合、痛風が出てしまっているかもしれません。

膝関節が急に腫れたり皮膚に傷があったり手術や注射をした後に痛みが出ているときは、化膿性関節炎を引き起こしているかもしれません。

また、右も左も同じように症状が出ていて、手首をはじめ指先の関節に特に朝集中して症状が強く出るような時は関節リウマチの可能性が高いといえます。

関節リウマチだと気候にも左右されます。また膠原病も関節に痛みが出ます。一か所のみならず複数個所の関節に痛みが出てしまうことも少なくありません。

そして、40代、50代になると棚の上にある荷物を取る際だったり、日常の動作の中で肩周辺に痛みが出たりする場合、四十肩や五十肩になっているかもしれません。

医学的には肩関節周囲炎と呼ばれるのですが、典型的な症状としては、痛みがかなり強いため肩をうまく動かすことができなくなってしまうため、肩周辺の筋肉や靭帯への血流が少なくなりさらに肩の関節が固まってしまいます。

ただ、数ヶ月、年単位で自然に治癒していくことがほとんどですが、以前にもすでになったことがあったり糖尿病や糖尿病予備軍などにすでに入られている方は、治りが遅くなってしまうことが多い傾向にあります。

痛みにより日常生活に支障をきたすこともあります。

こんなにも病気が潜んでいる可能性があるのか!

この歳で病気になると、なかなか治らんから気をつけなければいかんの。

関節痛を予防するためには?

関節痛はなってみないと、その痛みはわかりません。

一度痛くなってしまうと根本から治すことが難しいともいわれているため、関節痛を引き起こさないように予防をしていくことが何よりも大切です。

適度な運動

本来運動することは関節痛の予防に役立ちます。ただ過剰になることで関節痛を引き起こすことがあるので、適度な運動を心がけることが大切です。

関節痛を予防しながら運動するためには、準備運動をしっかりとおこなうこと、膝に負担がかかりにくクッション性に優れた靴を履くようにしましょう。

また、ゆっくり体を動かす運動をしていきながら、徐々にペースを上げていき、いきなり運動量を増やさないことも忘れてはいけません。

また運動を張り切りすぎるために関節痛を起こしてしまうこともあるので張り切らない、スポーツをした後は量にかかわらず軽いストレッチを入れて体をクールダウンさせる、という点を心掛けましょう。

スポーツをして関節に違和感を感じたときは、炎症を抑えるために数日は運動をしないで、様子を見るようにしてください。

太らないようにする

膝関節の痛みは体重の増加からくることも少なくありません。つまり、太らないようにするのも関節痛の予防につながります。

太らないようにするためには運動をするのはもちろんですが、食べるものにも気を付ける必要が出てきます。ご飯、パン、甘いものを食べ過ぎてはいませんか?

食べる量を変えるのは大変ですが、食べるものをカロリーの少ないものに変えることはできます。量を減らさずにカロリーが少なくなれば、おのずと体重は落ちるはずです。

また、食べ過ぎを防止するためにもよく噛んで食べること、腹八分を心がけること、食べた分しっかりと消費すること、夜遅くに食べたりすることがないようにし、3食しっかりバランスの摂れた食事を心がけましょう。

青汁を飲むだけで痩せるの?

なぜ青汁ダイエットは飲むだけで痩せるのか?成功に導く3つの秘訣!

[mokuji] 太る原因はなに?むくみや脂肪蓄積とは? 40代を過ぎて太り……続きを読む

姿勢を正す・正座を避ける

同じ姿勢は関節に負担をかけてしまいます。特に正座は膝の関節に大きな負担を与えているので、姿勢を正すこと、正座を控えることに加え、同じ姿勢でずっといないようにしましょう。

仕事などでデスクワークが多い方は特に、ときどき体を動かしてリラックスした状態にさせてあげないといけません。

また、正しい歩き方をしていないと関節に負担がかかってしまうので、ひざを伸ばしてかかとから着地しつま先で後ろへ蹴るようにしましょう。

O脚の方は関節痛になりやすいのですが、靴のソールなどで負担がかからないようにしてあげるといいでしょう。すでに足腰に不安があるという方は、杖などを使って症状が重くならないようにしましょう。

歩きやすい靴を履く

関節痛を予防するためには、自分の足にあった靴を選ぶことが大切です。足専門の外科医の先生曰く、靴は夕方に選ぶこと、いろいろなサイズを実際にはいてみること、両足はいて周囲を歩いてみることだといいます。

また、つま先に1センチほど余裕があるものを選んで、土踏まずがあるもの、足の周囲の形にピッタリとあっているものを選ぶことも忘れてはいけません。

靴の底も硬すぎてもいけませんし、柔らかすぎてもいけません。また、歩きやすい靴でも長時間歩いていると脚に負担はかかっています。

ですので、寝る前やお風呂に入った時にマッサージをして足の疲れや乳酸をとってあげましょう。靴と同じくらい大切です。

体を冷やさない

関節が冬に痛くなることは珍しくはありません。血行不良が原因で痛くなることが多くなるからです。

冬場に痛みが出やすい、痛みが強くなるようなことがある方は予防として体を冷やさないように心がけましょう。

体を冷やす食べ物や飲み物ではなく、体を温める食べ物や飲み物を積極的に取り入れましょう。また、血行不良を引き起こしやすいきつめの服ではなく、ゆったりとした体を締め付けない服を着るようにしましょう。

冬場は特に血行が滞ってしまうことを念頭に置いて何を着るかを決めていくといいでしょう。また、夜体が冷えると翌日関節が痛くなることが多いので、夜寝るときにも体を冷やさないように工夫をしていくことが大切です。

青汁で関節痛は予防できる?

青汁だけで関節痛が予防できたり改善できるというわけではありませんが、不足している栄養から関節痛を緩和したり症状を抑えることができることもあります。

主原料を青野菜としている青汁、多くの方は栄養価が高いということを知っているのではないでしょうか。その通り、青汁は栄養が豊富で、関節にプラスになる成分が含まれています。

継続していくことで関節痛を予防することができるのでたかが青汁と侮ってはいけません。

青汁で関節痛予防ができるなら、かなり助かるな!

関節にも良い栄養素が入っているとは青汁はすごいんじゃのう。

カルシウム

カルシウム不足は骨を溶かし、成分を身体の栄養から補おうと働きます。カルシウム不足は関節痛を引き起こす恐れがあるためしっかりと補いたい成分の一つです。

食事からカルシウムを摂るのに越したことはありませんが、ただ量を取ればいいというわけではないので青汁など健康食品から摂取しても構いません。その際は、なるべく骨にまで届く質のいいものを取り入れましょう。

もちろん食事からカルシウムを補うことも忘れてはいけませんので、小魚や海藻類を積極的に取り入れること、野菜や豆類もおすすめです。

ただ野菜というのは毎食たくさん食べられるものではないので、青汁など主原料を青野菜としているものであれば、野菜不足を補うことができます。

ビタミンC

様々な理由で起こる関節痛。実はビタミンCなどのビタミン類は関節痛などの症状を緩和させてくれることで注目されています。ビタミンCはコラーゲンを生成する働きを担っています。

コラーゲンは軟骨を保ち関節の健康を維持するために必要不可欠な成分です。

つまり、ビタミンCが不足してしまうと満足にコラーゲンが生成されず関節痛を引き起こしてしまう恐れがあるので、ビタミンCをはじめビタミン類はしっかりと摂取していかなくてはいけません。

ただ、ビタミン類は熱に弱く壊れやすいという特徴を持っているので、野菜や果物類に多く含まれていますが、なるべくそのままの状態で食べたほうがビタミンをより多く摂取することができます。

ケルセチン

ケルセチンという成分を耳にしたことがある方もいるのではないかと思いますが、野菜や果物に多く含まれるポリフェノールの一種がケルセチンです。ケルセチンは、高い抗酸化力があることで注目されています。

いろいろな理由で関節痛は起こりますが、加齢により活性酸素が原因となって関節痛を起こすこともあります。

活性酸素は適度な量であれば健康維持に役立ちますが、必要以上に溜まってしまうと細胞を酸化させてしまいます。

それが炎症などを引き起こし関節に支障をきたすことが研究で徐々に明らかになってきたことから、高い抗酸化力のあるケルセチンを摂取することで活性酸素を体外に排出することができるようになるため、関節痛の予防や緩和に役立つと考えられます。

まとめ

青汁と一口にいっても、メーカーによって使われている原料は異なります。さらに健康のために成分がプラスされていることも少なくありません。

青汁はビタミン類が豊富なことに加えてカルシウムが配合されていれば、関節痛を緩和したり予防するのに効果が期待できます。もちろん青汁は薬ではないので即効性があるわけではありません。

継続して続けていくことが何よりも大切になってくるので、味をはじめ手に取りやすい価格か、飲みやすさなども考慮しながら選ぶことをおすすめします。

できる限り食事は3食バランスの摂れたものであるに越したことはないのですが、3食しっかりバランスが摂れている食事ができるかといえば、現実的には難しいのが現代人のライフスタイルです。

特に野菜は不足しがちになってしまっていて、3食しっかり食べられないという方はさらに野菜からの栄養不足が心配されます。

青汁はとても手軽にもかかわらず、青野菜を主原料として作られているので野菜の栄養をしっかりと補うことができますし、粉末状のものであればさっと水に溶かしてその場で飲むことができます。

関節痛はかなりつらいものなので、できることをして予防していくことが何よりも大切です。

  • 関節痛は外傷や炎症によって引き起こる
  • 症状が進行すると動かさなくても痛みがでる
  • 関節痛の代表的な原因が「リウマチ」と「変形性関節症」
  • 関節痛によっては病気が潜んでいる可能性もある
  • 関節痛の予防には青汁が期待できる
  • 「ビタミンC」「カルシウム」「ケルセチン」を含む青汁がおすすめ