海外の青汁と日本の違い
青汁というと日本独自の飲み物のような印象が強いですが、実は海外にも青汁は存在します。
青汁の発祥は日本です。その歴史はとても長く、1000年以上前にさかのぼります。現在も青汁は栄養補給のための飲み物という印象が強いですが、青汁が生まれた当初も栄養不足を解消するために青汁が作られました。植物の葉の栄養をそのまま体に吸収することで健康に高い効果を発揮してくれる、と広まったのです。
その後も栄養補給のために親しまれてきましたが、昔から青汁は健康に良いけれどもまずい飲み物、という印象が強かったようです。
そんな青汁は、海外でも愛用者が多い飲み物です。海外では青汁はグリーンジュースやグリーンカクテルと呼ばれ親しまれています。特に青汁人気の高い国はアメリカでしょう。
アメリカは脂分や糖分の多い食品が多く、肥満で病気になる方が多い国です。健康のためにサプリメントを服用する人も多く存在します。
青汁も、健康目的で飲んでいる方が多いのでしょう。野菜不足を簡単に解消できるドリンクということで話題になっています。特に日本の青汁は人気が高いようです。
青汁は日本発祥ということもありますが、日本産の青汁は栄養面に優れ安全性も高く安心して飲めると評判です。そのため自国で作る青汁よりも日本産のものを取り寄せて飲んでいる方が多いようです。
海外でも日本でも、今は青汁よりもスムージーを飲むという方が増えているのではないでしょうか。確かにスムージーは青汁よりも美味しく飲みやすい商品が多いように感じられます。また、味の種類も豊富で栄養もあり、健康にも高い効果を発揮してくれるでしょう。
しかし、青汁にも優れている点は沢山あります。野菜の栄養をそのままぎゅっと閉じ込めた青汁は、スムージーには含まれていない栄養も豊富に含んでいるのです。また、あの苦さも飲み続ければ癖になるはずです。
日本と海外の青汁は、どちらも栄養が豊富で苦味があり、違いはほとんどありません。しかしより豊富な栄養を含み、安全面にも気を使っているのが日本の青汁なのです。
青汁って日本だけかと思ったが、海外の人も飲んでるじゃの。
そうみたいね。海外でも人気があるなんて青汁はすごいね!
海外の青汁の特徴
海外の青汁は、日本の青汁とさほど変わりはありません。
日本のものも、海外のものも、どちらも野菜をそのままぎゅっと詰め込み、苦味はあるものの癖になる味わいとなっています。
アメリカで定番の青汁といえば、プログリーンズです。無農薬のオーガニック大麦が主原料となっており、沢山の栄養を含んでいます。ただし味は草や芝のような味わいと表現されるほど、独特な風味です。そのため、味ではなく栄養価重視の方におすすめの青汁となっています。
グリーンマグはヨーロッパで普及している青汁です。プログリーンズよりも飲みやすく、栄養も豊富に含まれています。日本と海外の青汁の一番大きな違いは主成分です。
日本はケールや明日葉が主成分の青汁が多いですが、海外は大麦若葉が主成分の青汁がほとんどです。また、ハーブ、海草、乳酸菌などがブレンドされている商品も多いです。
海外の有名人も愛飲している!?
海外セレブの影響で健康食品を試す人が増えています。
特にスーパーフードは海外セレブが愛用していたことがきっかけで日本でも真似する人が多いのではないでしょうか。青汁も、愛用している有名人が沢山います。
海外セレブとして有名なミランダ・カーさんは、ウィートグラスジュースという青汁を愛用していることで有名です。これは、小麦若葉が主成分の青汁です。小麦は穀物ではありますが小麦の葉には沢山の栄養が含まれています。
ウィートグラスジュースは、海外特有の青汁です。日本国内では出荷されない小麦若葉が主原料であり、クロロフィルやビタミンミネラルなどの成分がたっぷりと配合されています。ミランダ・カーの影響で、日本でもウィートグラスジュースを飲む方が増えているようです。
また、海外の人気モデル、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーはケールの青汁を自作していることが話題になっていました。ケールは海外では青汁に使われていない素材です。だからこそ、自作青汁でケールの栄養を補給しているのでしょう。
中国産青汁で健康被害!?危険性はある?
野菜を選ぶとき、無意識に国産のものを選んでいる方は多いでしょう。なんとなく、国産のほうが安全性が高い、安心して食べられると思うはずです。
なぜなら、海外の野菜は日本ほど安全重視で作られていないからです。特に注意したいのが、中国産の野菜です。
近年、中国産の野菜から危険物質が検出される事件が相次いで発生しています。たとえば、中国産のほうれん草から毒性の強い有機リン系の化合物が検出されたり、中国産のいんげんを食べて食中毒が起こる、期限切れの鶏肉を出荷していたなどの事件です。
そのため、安全面を考えるのであれば国産野菜が一番です。これは、青汁にもいえることです。
青汁には沢山の野菜が含まれています。しかし、中国産の野菜が含まれている場合は、もしかしたら体に悪い影響を及ぼす可能性があるのです。栄養をそのまま凝縮するからこそ、悪い成分もそのまま凝縮されて配合されている可能性が高いです。
幸い、日本で人気のある青汁の多くは、オーガニックや契約農家の野菜を使っており、国産野菜のみ使用していたり、全ての野菜の生産地を詳しく記載しています。そのため安心して飲むことができるでしょう。
中国は日本とは違い、生の水や野菜、卵は絶対に食べなかったり、日本ではそのまま食べられる野菜の皮をむく場合もあります。それほどまでに、中国の食品は注意が必要なのです。安全性を重視したいのであれば、国産品を選んでください。
日本の野菜は安全で良かったの。
ほんとだね!日本だと野菜に危険物質が入ってるなんて考えられない。
海外の青汁を飲む必要はある?
結論から言うと、青汁は日本国産のものを飲むことをおすすめします。海外産の青汁を飲むメリットは、価格が安いという点のみです。日本の青汁は、安くてもひとつ100円前後なのではないでしょうか。高いと200円近い価格の青汁も存在します。
しかし、それだけ成分や安全性、味に自信のある青汁ということになるのです。海外産の青汁は、野菜の成分がたっぷりと凝縮されていて栄養面で問題はありません。
また、価格はとても安く、店頭で販売している青汁はひとつ50円程度のものも多いです。しかしそのぶん味や安全性に問題があるのです。
海外の青汁の評価を見ると、軒並み飲みにくい、味がよくないとの記載を見かけます。実際に飲んでみると、確かに野菜そのまま、苦味があり、独特の風味が残ったままです。日本の青汁に飲みなれている人は驚くかもしれません。
また安全性についても問題があります。海外産の青汁を飲んだからといってお腹を壊すというわけではありませんが、日本産ほど安全性にこだわることもなく、野菜の生産地や農薬の有無などが曖昧な商品が多いのです。
そして価格に関しても、輸入をして購入をすると国産品と変わらない値段、むしろ高くなってしまう可能性だってあるのです。
海外では格安価格でスーパーで売られている青汁も、日本で飲もうとすると輸入代金や送料などがかかり割高になってしまう可能性が高いです。あらゆる点を比べてみると、海外産の青汁をわざわざ飲む理由はないのです。
日本の青汁は価格が高い分、美味しさや栄養、安全性にこだわっておるんじゃの。
海外の青汁を買ったとしても結局、割高になるなら日本の青汁で良いね。
国産が安全でおすすめ!
青汁を飲むなら、国産の商品がおすすめです。まず、日本の青汁はとても美味しく作られています。
昔の青汁は、日本の製品でも美味しいものは少なかったはずです。罰ゲームで使われているほど、青汁とは苦くて飲みにくいイメージが強い飲料でした。しかし今は違います。
飲みやすさにこだわり、苦味はあるものの緑茶のよう、抹茶のようと表現されることが増えました。緑茶や抹茶程度の苦味であれば、毎日でも無理なく飲み続けられるはずです。海外の青汁と比べると、驚くほど飲みやすいのが日本の青汁なのです。
また、品質にもこだわりがあります。青汁にはさまざまな種類があり、高いものもあれば安いものもあります。価格が高い青汁は、なぜ高いのかというと良い野菜を使い品質にこだわっているからです。
安全性の高い青汁を作るとなると、工場設備をしっかりとし点検をきちんと行い衛生管理を徹底する必要があります。また、野菜も契約農家から出荷した安全性の高いものや、オーガニックの野菜を使っていることが多いのです。
国内産は安心!青汁に生産地の違いはある?
青汁は国産品が一番です。安全性、味、栄養価など様々な面を比べてみても、国産品が一番優れていることがわかります。そこで次に気になるのが、国産品の中でもより良い商品の選び方ではないでしょうか。
国産品の青汁はとても種類が多く、どれが良いのか、どうやって選べばよいのかわからないという方も多いはずです。そこで注意して見たいのが、生産地です。
同じ100パーセント国産青汁でも、生産地によって大きな違いがあります。全く同じ野菜でも、土壌や気温、湿度、日照条件などによって全く栄養価の違う野菜が出来上がるのです。そのため、より良い野菜を選びたい場合は生産地も重視してみましょう。
たとえば、ケールは温かい土地でよく育ちます。国産ケールは、茨城や福岡、鹿児島、大分、島根産のものが多いのではないでしょうか。温かい地で育ったケールは甘みがあり、青汁に加わっても美味しく飲みやすいと評判です。
他にも、青汁に使われている野菜にはそれぞれ適した地域があります。しかし国産の青汁の多くは沢山のこだわりが詰まっていて、生産地も適切な場所を選んでいるところが多いはずです。
そのため、あくまで生産地は目安と考え、価格や配合成分を比較して選ぶことをおすすめします。
まとめ
青汁を選ぶときは、値段よりも国産か海外産かを重視することをおすすめします。安い青汁は、海外産や安全性に問題のある青汁の可能性があります。
日本国内で製造販売されている青汁でも、野菜の産地が海外の場合は注意が必要です。日本ほど安全性を重視して野菜を作っていないので、安全面で問題がある可能性があるのです。
海外産の青汁が悪い、と言うわけではありません。国産の青汁が非常に優れているため、海外産の製品をわざわざ購入する必要はないだけです。
国産品なら、安全面も一定の基準をクリアしているはずです。また、味にこだわった飲みやすいものが多く、栄養価も高いと評判です。
食品を選ぶとき国産品を選ぶように、青汁を選ぶときも国産品を選んだほうが沢山のメリットがあります。せっかく青汁を飲むのなら、安全で美味しく栄養が豊富に含まれているものを飲むのが一番です。
もし海外産の青汁をどうしても飲みたい場合は、安全性は問題ないのか、どんな成分が含まれているのか、そして味は問題ないのかを調べて見ましょう。
実際に海外産の青汁を飲んでみると、日本産の青汁の美味しさに驚くかもしれません。それほど飲みやすく、こだわって作られているのが日本産の青汁なのです。
- 青汁は海外でも人気で、海外の有名セレブも飲んでいる
- 海外よりも日本の青汁のほうが安全で美味しい
- 海外と日本で青汁の価格に差はない
- 生産地は目安と考え、価格や配合成分を比較して選ぶ