太る原因はなに?むくみや脂肪蓄積とは?

40代を過ぎて太りやすくなったというのはよく耳にすることです。太る原因にはいろいろありますが、特にこの年代の人が太る原因としては、むくみや脂肪蓄積などが挙げられます。

最近、年齢のせいかむくみやすくて嫌だわ。

そもそも太る原因ってなんなのかしらね?

浮腫(むくみ)について

むくみは、医学用語では浮腫と言います。若い人でも一日中立ち仕事などをしていると「足がむくんでパンパン」といいますが、いわゆるあれがむくみの症状です。

簡単に言うと、血管内の水分が血管の外に漏れてしまった状態で、ひどくなると指で押すと後が残ったりします。

その多くは一時的な症状で、長時間同じ姿勢をとることで体内の水分が重力によって足に集まってしまったり、塩分を取り過ぎたり睡眠が不足したりといった生活習慣の乱れによっておこりますが、一過性のものであればそれほど心配することはありません。

特に中高年以降は、筋肉の衰えによって足がむくみやすくなる傾向があるので、筋肉を鍛えることも必要になるのです。

また、むくみとはいえ、1日の間に何キロも体重が増減する場合や、息苦しさを覚えるようなむくみがある場合は、何らかの病気の可能性もありますので、受診してみたほうがよいかもしれません。

脂肪蓄積について

脂肪蓄積とは、その名の通り脂肪が蓄積してくことで、肥満の原因にもなるものですが、とくに心配されるのは内臓脂肪が増えてしまうことです。

内臓脂肪が蓄積すると、お腹周りが大きくなり、ウエストのサイズが上昇します。最近お腹が出てきたな、という場合は、内臓の脂肪蓄積を心配する必要があるでしょう。

内臓脂肪の蓄積による肥満は、体が重くなるだけでなく、動脈硬化や高脂血症、糖尿病、高血圧といった生活習慣病の原因になることも分かっています。内臓脂肪による肥満が医師によって注意されるのは、こうした病気の予防という意味もあるのです。

メタボリックシンドロームいう言葉はすでに一般的になりましたが、内臓肥満に高血圧や、脂質代謝異常などが加わると、メタボリックシンドロームの診断を受けることになります。

(参照:e-ヘルスネット「メタボリックシンドローム」)

青汁で代謝アップ!新陳代謝向上!

年齢が上がるにつれて、基礎代謝は下がっていきます。基礎代謝とは、人間が生活する上で自然に消費するエネルギーのことです。

私たちは呼吸をしたり歩いたりといった普通の生活をするだけでもエネルギーを消費しますが、このエネルギー消費量は年を取るとどうしても下がっていきます。

そのため、年を取っても若い時と同じ量の食事を摂り続けていると、消費エネルギーが減少しているにもかかわらず摂取カロリーが変わらないため、加齢太りをしてしまうのです。

青汁の健康効果のひとつは、この代謝をアップすることにあります。

青汁には、そもそも高い整腸作用があります。含まれる豊富な食物繊維の働きによって腸内環境を改善し、便秘や下痢の解消に役立つのです。

ひどい便秘の場合はそれを解消するだけで体重が減るため、青汁で痩せたと思われるかもしれませんが、それは本来目指すところではありません。

大切なのは代謝をアップして、太りにくい体を作ることです。基礎代謝が上がると、普通に生活しているだけでたくさんのカロリーを消費するようになるので、太りにくく痩せやすい体をつくります。

さらに、むくみや内臓脂肪の増加は、代謝を上げることで予防することができるため、代謝アップが期待できる青汁が今注目を浴びているのです。

便秘にも悩んでいたから助かるわ

さらに太りにくく痩せやすい体も作れるなんて最高ね!

青汁で血中コレステロールと中性脂肪を下げる

青汁に含まれる食物繊維には、血中コレステロールと中性脂肪を下げる働きがあることもわかっています。食物繊維は腸のお掃除をする成分として知られていますが、腸内の不要なものを排泄するサポートをするだけではありません。(参照:eーヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」)

食物繊維の中でも水溶性の食物繊維は、腸内で脂肪分やコレステロールを巻き込んで一緒に排出してくれるため、体内に脂肪を取り込んで中性脂肪となることを防いだり、コレステロール値が上がることを防止してくれるのです。

また、不溶性の食物繊維には、腸内で胆汁酸を取り込む作用があります。そもそも、油は水に溶けないのでそのままでは体に吸収されにくいのですが、胆汁酸がそれを吸収させやすくしているのです。

この胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られているのですが、本来は一度作られた胆汁酸は腸で吸収された肝臓に戻り、ふたたび必要な時に再利用されます。

しかし、食物繊維によって胆汁酸が取り込まれてしまうと、十分な量が肝臓に戻らず、新たにコレステロールから作られることになるのです。

そうして、コレステロールが使われることによって、コレステロール値が下がることになります。青汁でコレステロールが下がるのは、こうした仕組みによるものなのです。

難消化性デキストリンの効果

難消化性デキストリンとは、その名の通り、消化されにくいデキストリンの総称です。また、デキストリンとはでんぷんの一種で、難消化性デキストリンはトウモロコシのでんぷんから作られています。

水溶性の食物繊維で酸性にも強く、レトルトにしても安定していることから幅広い食品に使うことができるのも、難消化性デキストリンのメリットでしょう。

食後の中性脂肪の上昇を抑制する効果があるほか、内臓脂肪を減少させてお腹周りをすっきりさせたり、血液中に含まれる中性脂肪・コレステロールなどを減らす役割があることが分かっています。

さらに、農畜産業振興機構の「難消化性デキストリンの特性と用途」によると小腸における糖の吸収スピードを抑制することによって、食後の血糖値の上昇をゆるやかにするのも難消化性デキストリンの働きです。

また、一般的には食物繊維はミネラルの吸収を妨げてしまうのですが、難消化性デキストリンは逆にその吸収を促進するほか、水溶性食物繊維の特徴である整腸作用も発揮します。

腸のお掃除をして便秘を解消するだけでなく、腸内の善玉菌を増やすことで下痢の改善にも役立っているのです。

この難消化性デキストリンはトクホの利用も認められているため、安心して利用できる成分だといってもよいでしょう。

チアシードの効果とは?青汁ダイエットに向いてる?

チアシードとは、南米に生息するチアという植物の実で、非常に栄養価が高いことで知られるスーパーフードです。ブラックチアシードとホワイトチアシードの2種類がありますが、見た目は日本のゴマのような感じで、一日に大さじ1杯程度(10g)が適量だといわれています。

たんぱく質・ミネラル・ビタミン・オメガ3脂肪酸・必須アミノ酸・脂質などが豊富に含まれており、特に人間の体内で生成ができないため摂取が必要となる必須アミノ酸9種類のうち8種類が含まれているのは秀逸でしょう。

水に浸すと膨らむという特徴があり、一般的には摂取する30分ほど前に水に浸して、膨らんだものを摂取します。そのため、少量でも満腹感を得ることができます。

そのため、健康的にダイエットをしたいという人におすすめをしたいのですが、国立健康・栄養研究所の「チア、チアシード」によると「ダイエットに良いと言われているが、信頼できる十分な情報がない」とされているため、ダイエットとしてはおすすめできません。

ダイエットや抗酸化に対しては信頼できる情報はありませんが、栄養価は確かにあるので全く摂る必要がないとは言い切れません。

チアシードも青汁も、栄養価の高さでは定評がありますが、どちらもすべての栄養素をとることができるわけではありません。

チアシードに含まれていないビタミンCやビタミンE、カロチンなどを青汁で補い、逆に青汁だけでは不足しがちなたんぱく質をチアシードで補うことができるため、青汁ダイエットの栄養補給にはぴったりなのです。

作り方も簡単で、チアシードを30分ほど水に浸してそのままそこに青汁の粉末を溶かし、ドリンクとして飲むだけ。ホワイトチアシードであれば熱にも強いので、暖かいドリンクやスープにも使えますが、青汁チアシードドリンクならその点も気にしなくて大丈夫でしょう。

チアシードって購入するの難しくないかしら?

ネットで購入することもできるし、意外と薬局で売ってることもあるみたいよ。

ダイエットに最適な青汁とは?

青汁にもいろいろな種類があるので、目的に応じて選ぶことが大切です。ダイエットを目的として青汁を飲む場合は、原料としてケールや明日葉、大麦若葉が使われたものを選ぶのがよいでしょう。

ケールにはエイジングケアや便秘解消・美白・生活習慣病予防、明日葉にはデトックス・脂肪燃焼・便秘解消・美肌、大麦若葉には脂肪燃焼・エイジングケアなどの効果があると言われています。

そのため、便秘による肥満や肌荒れなどが気になる場合は明日葉を、脂肪太りが気になる場合は大麦若葉を選ぶというのもよい方法です。

とはいえ、この3つは青汁の中でも最もよく使われている素材ですので、これだけではなかなか使う青汁を絞り込むのは困難です。

そこでポイントとなるのが、「続けられるものを選ぶ」ということです。青汁ダイエットは、数日で効果が出るものではありません。

少なくとも1か月、できれば数カ月単位で続けることによって、徐々に体質を改善していくものです。そのため、どんなに効果が期待できる青汁でも続けられなければ意味がないのです。

毎日飲むことができる味かどうか、継続して購入するのが負担になるような金額ではないかどうかをチェックしてから飲むのがおすすめです。

青汁は美味しさを重視するのも大切だけど、無理なく続けられる金額も大切よね!

ダイエットも青汁もどちらも続けることが大事だからね!

青汁の味に飽きて続かない…成功に導く3つの秘訣を教えます!

いくらダイエットのためとはいえ、毎日同じ味だと飽きてきて続かなくなることもあると思います。その結果、ダイエットが長続きせず、失敗という経験はありませんか。

ただ、青汁の味を変えるだけだとカロリーが増えてダイエットどころではなくなるかもしれません。そこで、味を変えつつダイエット効果にも期待ができる3つの秘訣を教えます。

  1. 青汁とヨーグルト
  2. 青汁と豆乳
  3. 青汁とハチミツ

1.青汁とヨーグルトの効果

水や牛乳に溶かしてドリンクとして飲むのが青汁の一般的なとり方かもしれませんが、ヨーグルトと合わせるのもおすすめです。そのメリットの一つが、栄養価のアップです。

青汁もヨーグルトも非常に栄養価の高い食品です。青汁には食物繊維やビタミンが豊富ですし、ヨーグルトには乳酸菌やビタミンB2などが含まれています。

どちらも腸内環境を改善して、代謝をアップさせる食品ですので、相性が良いのです。便秘に悩んでいるという人は特に、青汁とヨーグルトを一緒に摂ることで高い効果が期待できるでしょう。

また、青汁の味がどうしても苦手、という人にもヨーグルトと一緒に食べるのはおすすめです。ヨーグルトに粉末の青汁をかけるだけなので、青汁を水や牛乳に溶かすよりも簡単ですし、青汁の独特の味がヨーグルトの酸味で気にならなくなるので、とても食べやすくなります。

青汁やヨーグルトなどの食品は、長く続けてこそ効果のあるものですから、美味しく食べられることは意外と重要です。苦手な味を我慢していてもなかなか続きません。

また、ヨーグルトに混ぜると、青汁ドリンクだけよりは食べ応えもあるので、置き換えダイエット代わりにするのもよいでしょう。ドリンクヨーグルトに混ぜても美味しいので、いろいろ試してみるのもおすすめです。

2.青汁と豆乳の効果

青汁を溶かして飲むのは、水や牛乳とは限りません。意外とおすすめなのが豆乳です。もちろん牛乳にも栄養はあるのですが、豆乳は畑のお肉ともいわれる食品だけあって、たんぱく質も豊富ですし、大豆レシチンやサポニンなども豊富です。

大豆レシチンには新陳代謝を活発にする働きがありますし、サポニンには血液中のコレステロールを排出する働きがあります。

さらに、腸内環境を整えるオリゴ糖なども含まれており、それだけでも十分に健康効果の高い食品だといえるのです。

もちろん女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボンなども含まれており、美容の面からも優れた食品だということがわかります。

一方の青汁も、豊富な食物繊維で便秘や下痢の解消やコレステロールの低下に役立ちますし、ビタミンなども豊富です。

しかも、豆乳と混ぜることで、水に溶かすよりもマイルドになるので、青汁が苦手という人でも飲みやすくなるのもメリットです。

豆乳には、調整豆乳や無調整豆乳などいろいろあるのでどれを使うか迷うかもしれませんが、できるだけ無調整豆乳を使うようにしましょう。

調整豆乳には甘味料などが使われているため、この場合にはあまり適しているとはいえません。味などがどうしても苦手という場合を除いては、無調整豆乳を使うのがおすすめです。

3.青汁と少量のハチミツの効果

青汁はダイエットに使われることが多いのですが、そもそも青汁自体のカロリーもかなり低いです。もちろん原材料などにもよりますが、一般的な粉末の青汁が約10〜15kcal程度。野菜ジュースが約20〜30kcal程度ですから、かなり低カロリーであることがわかります。

もちろん混ぜるものによってカロリーは変わってくるのですが、ヨーグルトや牛乳と混ぜても100mLが100kcalに満たない程度ですから、カロリーを気にしすぎるよりも飲みやすさや栄養価で混ぜるものを選んだ方がよさそうです。

それでもカロリーをできる限り抑えたいという場合は、水のほか、カロリーオフの豆乳や低脂肪乳で作ってもかなり低い数値になります。

また、青汁も製品によっては飲みやすくするために甘味料をプラスしていることもあるので、できれば無添加のものを選ぶようにしたいものです。

どうしても飲みづらいという場合は、そうして飲みやすくした青汁を選んでもかまいませんし、普通の青汁に少量のハチミツを加えるという方法もあります。

はちみつは決してカロリーが低いわけではありませんが、健康効果も高いため健康的にダイエットをしたいという人にはよいでしょう。

ダイエットにはカロリーを抑えることも大切ですが、栄養が不足してしまっては健康的に痩せることはできません。豆乳などをまぜて栄養価を高めるのは、ダイエット中だからこそ大切だともいえます。

  • むくみの原因は「長時間同じ姿勢」「生活習慣の乱れ」
  • 肥満の原因は「内臓脂肪の蓄積」
  • 青汁で血中コレステロールと中性脂肪を下げることができる
  • ダイエットに最適な青汁は「続けることができるもの」
  • 青汁は「ヨーグルト・豆乳・ハチミツ」との組み合わせがおすすめ