睡眠は人にとって、とても大切なものです。しかし、近年ではその大切な睡眠がスマホの普及などによって睡眠不足、睡眠障害に陥る人が増えてきています。
そんな睡眠不足、睡眠障害を改善するためには「青汁」がおすすめです。そこで今回は睡眠不足、睡眠障害になる人の原因や改善方法、青汁をおすすめする理由、避けるべき青汁について解説していきます。
寝つき・寝起きが悪い人の原因とは?
睡眠は人が健康的に生きていくうえでとても大切なものです。人は、眠らないと生きていけません。しかし、ただ睡眠を取るだけでは意味がないのです。特に注意したいのが、寝つきが悪い人です。
眠りたいと思っているのになかなか眠れない状態だと、眠りについた後でもぐっすりと心地よい睡眠を得ることができず、疲れを取ることができません。
寝つきが悪い原因は人によって色々違いがあります。まず第一に、適度に疲れていなければ質の良い睡眠を取ることはできません。
人は体と心に休息をもたらすために睡眠を取ります。そのため、一日ダラダラ過ごし全く疲れていない状態だと夜眠ろうとしても思うように眠れなくなってしまう可能性が高いのです。
特に、朝になかなか起きずに二度寝三度寝を繰り返したり、昼寝を長時間取っていると夜に十分な睡眠を取ることは難しいでしょう。
環境が悪い場合も、寝つきが悪くなってしまいます。暑い夜は寝苦しくてなかなか寝付くことができないはずです。また、旅行などに行き普段とは違う環境になると寝つきが悪くなってしまう場合も多いでしょう。
これはどちらも、環境が適切ではないせいで寝つきが悪くなってしまう可能性が高いのです。自分が快適に過ごせる環境でなければ、人は快適に眠りにつくことができなくなってしまいます。
夕食が遅い場合も、寝つきが悪くなってしまうでしょう。適切な量の食事を取った後、消化をするまでに3時間ほど掛かるといわれています。
そのため、夕食を食べてから3時間以内に眠ると胃腸でまだ消化活動が続いていて、深い眠りにつけない可能性があります。また、揚げ物、味の濃いもの、肉類などは消化に3時間以上掛かるとも言われています。
食べた後にすぐ眠くなるという人もいますが、体に負担が掛かるものを食べたり噛む回数が少ないと胃腸が疲れてしまい眠くなってしまうのです。しかし、そのまま眠ってしまうと浅い眠りになり疲れを取ることができません。
そして中途半端な眠りを取ると、せっかく眠ったのに質の悪い睡眠となってしまい逆に疲れてしまう可能性もあります。
最後に、スマートフォンやパソコン、テレビの影響です。外部から沢山の刺激を受けると脳が活性化してしまいなかなか寝付けなくなってしまいます。
眠れないから、とついスマホを見てしまうとさらに眠れなくなってしまうのです。もちろんブルーライトの影響で覚醒する場合もあります。
食べた後にすぐ眠たくなるのって満足感からじゃないんだ!?
そうみたいね。だから食べた後にすぐ寝るのはやめておいたほうがいいわね。
寝つきを良くする方法
寝つきを良くするためには、日々の生活での意識改革が大切です。決して難しいことではないのでできることからはじめてみましょう。
大切なのは、一日だけではなく毎日続けることです。快適な睡眠を得るための習慣を心がけましょう。
まず、適度な運動をすることをおすすめします。
疲れていなければ眠りたいとあまり思えないはずです。そのため、適度な運動をする習慣を心がけましょう。運動はあくまで適度で大丈夫です。普段よりも少し多めに歩くようにする、のように意識して体を動かすようにしましょう。
運動していないと感じた日は、寝る前にストレッチをすることをおすすめします。筋トレのような激しい運動をすると逆に目が覚めてしまう可能性があるので、軽いストレッチにしておきましょう。
お風呂に長めに入って汗を流すことも大切です。適度に汗をかくことで寝つきを良くすることができます。ただし、寝る直前に入ることはおすすめできません。一番良いのは眠る1時間半前に入浴をすることです。もし、寝る直前に入る場合は少し熱めのシャワーを浴びるようにしましょう。
次に、環境を整えることです。人は一日の三分の一程をベッドの上で過ごします。だからこそ、寝具にはこだわるべきです。自分に合った枕を選ぶだけでも、寝つきは随分良くなるはずです。快適な睡眠を得るために、今一度寝具を見直してみてはいかがでしょうか。
もちろん、エアコン、加湿器、除湿機を使って温度と湿度を適度に保つことも大切です。快適に過ごせる環境を維持することが睡眠の質を高めるためには大切です。
環境を整える一環として、リラクゼーションの音楽や香りを楽しむのもおすすめです。ヒーリング系の音楽、波の音やオルゴールの音は心が落ち着き寝つきをよくしてくれますし、リラックス効果のある香りもおすすめです。
特に、旅行先など普段とは違う環境で眠るときには、香りや音で環境作りをすると良いのではないでしょうか。
最後に寝る前のテレビやスマホです。
質の良い睡眠を得るためには、テレビやスマホ、パソコンは寝る2時間前から止めたほうが良いといわれています。
しかし現代社会ではなかなか難しいでしょう。もし夜にスマホやパソコンを見るときは、できるだけ画面から目を離して、ブルーライトカットをした状態で見るようにしましょう。
ブルーライトカットの眼鏡や保護フィルムは市販されていますし、画面の色調節でブルーライトカット状態に変更することもできます。寝る前に脳に刺激を与えないことが一番ですが、どうしても見たい場合はこのように対処をしましょう。
- 寝る前にストレッチをする
- 寝る1時間半前に入浴する
- 自分にあった枕を選ぶ
- 快適に過ごせる環境を維持する
- テレビやスマホ、パソコンは寝る2時間前からやめておく
睡眠の質を高める栄養素
快適な睡眠を得るためには、栄養の補給もおすすめです。イライラを解消したり疲れを緩和させる成分は安眠効果を実感することができます。特にトリプトファン、カルシウム、マグネシウムは安眠サプリにもよく使われている成分なのでおすすめです。
イライラしたり不安なことがあったり、精神的に落ち着かないとどうしても寝つきは悪くなってしまうでしょう。そんなときに良いのが、栄養補給なのです。特に最近注目を集めている睡眠改善成分が、メラトニンです。
メラトニンとは、睡眠を促すホルモンの一種で野菜などから摂取をすることができます。特にメラトニンの含有量が多い野菜がケールです。野菜や果物には50から200ほどのメラトニンが含まれていることが多いのですが、ケールにはなんと4000以上のメラトニンが含まれているのです。
なぜメラトニンが安眠に良いのかというと、体内時計を整える力があるからです。人の体の中には、朝になったら起きて夜になったら眠るという機能が備わっています。
生活習慣が整っている人は、目覚まし時計をかけなくても毎朝同じくらいの時間に起きたり、いつも眠っている時間になると眠くなるように生活リズムができています。このように起きる、眠るのリズムは体内時計がしっかりと整っているからできる動作です。
これを整えるために必要なのがメラトニンというホルモンなのです。メラトニンが不足すると、睡眠のリズムが崩れ朝なかなか起きられなかったり、夜になっても眠くなくなってしまうでしょう。
特に注意したいのが、加齢による減少です。メラトニンは、年齢を追うごとにどんどん減少していきます。幼少期は自然と早寝早起きをすることができますが、20歳を超えると夜更かしができるようになったり朝起きるのが辛くなってくるという方も多いはずです。
これは、メラトニンが不足しているからです。もちろんストレスや生活習慣によっても変わってきますが、メラトニンが足りないと睡眠と覚醒の切り替えがうまくできずに体内時計が狂ってしまう可能性があります。メラトニンを摂取し、うまく睡眠改善を行いましょう。
睡眠を改善するためには「メラトニン」が大切なんだね!
メラトニンも大切みたいだけど、マグネシウムやカルシウムなども摂らないといけないわね。
(参照:e-ヘルスネット「メラトニン」)
青汁を飲んで睡眠を改善!
睡眠改善をしたい方におすすめなのが青汁です。睡眠リズムを整える効果の高い野菜といえば、ケールです。ケール以上にメラトニンが含まれている野菜はなかなかありません。
しかし、日常生活でケールを食べる機会はなかなかないでしょう。スーパーで売られているところはなかなか見かけませんし、ケールを購入してもどうやって調理すれば良いのかわからないという人が大半だと思います。
そこで、青汁の出番です。ケールは野菜の王様といわれているほど栄養が豊富な野菜です。青汁のメインとして使われていることも多いでしょう。
実は、青汁だけではメラトニンを十分に摂取することはできず睡眠リズムを整えることは不可能だとも言われています。青汁はあくまで食品であり、睡眠薬のような強い効果の出る成分は含まれていません。
その一方で、青汁には豊富な栄養素が含まれているため体内環境を改善し安眠効果を得られるという説もあります。
体内環境が乱れていると自律神経が狂い、イライラしたりストレスが溜まりやすくなってしまい睡眠の質も低下してしまうでしょう。また、便秘であったり胃の調子が悪いと睡眠にも悪い影響を及ぼします。
青汁を飲めば、自律神経も整いますし、便秘や胃腸の悪化も改善してくるでしょう。体内環境が健康的になれば、それだけで安眠効果を実感できるはずです。
寝つきを悪くする青汁に要注意!
青汁は健康に良い飲み物です。体の中が健康になれば、それだけ安眠効果も実感できるでしょう。しかし、中には寝付きが悪くなってしまう青汁もあるので注意をしてください。
緑茶系の青汁はカフェインが含まれているので注意が必要です。カフェインには覚醒作用や利尿作用があります。
コーヒーを飲むと目が覚める、というのはカフェインには覚醒作用があるからです。人の体内にはアデノシン受容体という受容体が存在し、アデノシン受容体同士が結びつくことで体がリラックスし眠くなってきます。
カフェインはアデノシン受容体と結びつき、アデノシン受容体同士の接触を阻害するため、覚醒効果をもたらすのです。
また、カフェインを摂ることで余分な水分を排泄しやすい状態となります。血管収縮の作用があるため血圧が下がり、利尿作用を感じるのです。
夜にカフェイン配合の緑茶系青汁を飲むと、覚醒したりトイレに行きたくなったりと、眠くなるのを妨害されてしまうのです。
緑茶系青汁も、体にはとても良い作用をもたらしてくれますが、安眠効果や睡眠改善効果を実感したい方には向いていません。寝つき改善のための健康食品は眠る前に摂取すると良い、というイメージがあるかもしれません。
しかし、青汁で睡眠改善を行う場合は昼に飲むことをおすすめします。青汁の中には寝つきを悪くする種類もありますし、ノンカフェインの青汁でも体内環境が活発に動き出し寝つきが悪くなってしまう場合があるかもしれません。
まとめ
青汁は健康維持にとても良い効果をもたらす飲み物です。睡眠は、とても大切です。睡眠を十分に摂ることができなければどんどん体が蝕まれていき、疲れもたまり、病気になりやすくなってしまいます。
もし、最近寝付きが悪いなと感じたのなら青汁を飲み始めてみてはいかがでしょうか。
睡眠改善方法は沢山あります。栄養を摂らなくても、お金をかけなくても、日常生活を変えるだけで簡単に寝つきを良くすることだって可能です。
しかし現代人はなかなか生活スタイルを変えることが難しいはずです。運動をしたくてもできない人も多いはずです。そして、忙しくて寝る直前までスマホをチェックしたり、パソコンで仕事をしている人も多いのではないでしょうか。
忙しくて生活スタイルを変えることができない、けれども睡眠の質を高めたい、そんな人にぴったりなのが青汁での快眠方法です。
毎日青汁を飲むだけで、どんどん健康に近づきます。サプリのほうが気軽に取れると思われがちですが、サプリよりも忘れにくいのが青汁のメリットです。味がする飲み物だからこそ、飲み忘れに気づきやすく、美味しい青汁であれば毎日飲むのが楽しみになってくるはずです。
一杯の青汁を続けるだけで、睡眠の質が劇的に上がるかもしれませんよ。